万が一お亡くなりになられたら

病院で亡くなった
場合

病院で亡くなった場合
  • 1.担当医師より死亡診断を受けた後、看護師による「清拭」(故人様のアルコール消毒や綿詰傷口処置)が行われます。通常1時間から2時間要します。清拭が始まる前に看護師より葬儀社への連絡を促されますので、霊柩車でお迎えに来てもらいましょう。
  • 2.担当医師より死亡診断書を発行してもらいましょう。故人様の移動には死亡診断書の携行が必要です。万が一警察等に停められた際に誰を移送しているのかを分かるようにするためです。到着した葬儀社スタッフに渡せば所定の手続きを進めてくれます。コピーも葬儀後の手続きのために必要です。葬儀社スタッフが5枚ほどコピーしてくれます。
    病院で亡くなった場合
  • 3.ご自宅や葬儀場に着いたら布団に寝かせてあげましょう。
    自宅であれば敷布団が必要です。枕やシーツ、かけ布団は必要ありません。あとは葬儀社スタッフに任せればドライアイスの設置、お線香ローソクセットの準備はしていただけます。
  • 4.仏教であれば「末期の水」(まつごのみず)と言って、脱脂綿等を水で濡らし、故人様の口元を湿らせてあげましょう。これは仏教における考え方でお釈迦さまがお亡くなりになるときは喉が渇いて水を欲しがったことからきています。近しい身内で行いましょう。

自宅で亡くなった場合
(かかりつけの医者がいる場合)

自宅で亡くなった場合(かかりつけの医者がいる場合)

かかりつけの医者がいる場合には夜間でも連絡しましょう。自宅に来ていただき死亡診断書を発行していただきましょう。看護師もくる場合があります。その際は「清拭」をしていただきます。この場合のかかりつけ医とはある程度自宅で療養していて定期的に病院の先生が自宅に診療に来ていた場合です。急に亡くなったとか、自宅に来てもらったことがない場合は該当しないことがあります。
先生がすぐに来られない場合もあります。御身体が悪くならないようになるべく涼しい環境下に御寝かせしましょう。
死亡診断が出たら葬儀社に連絡しましょう。

自宅で亡くなった場合
(突然・かかりつけ医がいない場合)

自宅で亡くなった場合(突然・かかりつけ医がいない場合)

この場合はまずは救急車を呼び蘇生処置をしてもらい、死亡の場合は亡くなったことの確認をしていただきましょう。
蘇生の可能性があれば病院に運ばれ手当てされます。万が一お亡くなりになっても病院で死亡診断書が発行されます。
自宅で死亡確認された場合は、その死因を明らかにするために警察に電話します。警察は法令に基づき、ご遺体を確認したり、ご遺族から事情を聞いたりします。これを検視と言います。
警察は死因が犯罪に関係するか否かの判断だけに限らず、死亡された理由や原因などを明らかにするため、ご遺体の確認、自宅・発見場所の確認、家族関係・生前の生活状況、病歴、借金関係・生命保険加入状況等を確認したり写真撮影したりしますが、これらのプライバシーは守られますのでご安心ください。
ご遺体の状況によっては警察署に連れていかれることもあります。
検視が終ったら葬儀社に連絡しましょう。
ご遺体が裸になっていることが多いので御着替え等ご準備をお勧めいたします。
この後、死亡診断書に変わる死体検案書が検視医師より発行されますが、福岡市近郊では3万円から5万円ほどします。