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2026年2月4日
【福岡】浄土真宗の葬儀、知っておくべきしきたりとマナー(有名寺院・地域性)

福岡で葬儀に参列する際、あるいはご家族の葬儀を考える際、「浄土真宗のしきたりってどう違うの?」「福岡ならではの習慣はあるの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。仏教の中でも特に信仰者の多い浄土真宗。その葬儀には、故人を偲ぶための大切な意味合いと、地域に根差した独自の習慣があります。この記事では、福岡における浄土真宗の葬儀の基本的な流れから、焼香の回数や作法、部分収骨といった地域特有のしきたり、さらには県内の有名なお寺の例まで、知っておくべきことを分かりやすく解説します。この記事を読めば、福岡での仏教葬儀に対する不安が解消され、故人への敬意を込めた弔いができるようになるはずです。
福岡における仏教葬儀の基本的な流れ
福岡県では、全国的に見られる仏教の葬儀のしきたりに加え、地域特有の習慣も残っています。一般的に、仏式の葬儀では、以下のような流れで行われます。
まず、故人が亡くなられた後、ご自宅や斎場にご遺体を安置し、「枕経(まくらぎょう)」が執り行われます。これは僧侶が故人の枕元で読経し、安らかな旅立ちを願う大切な儀式です。
次に「通夜」が行われます。通夜は故人と最後の夜を過ごし、別れを惜しむためのものです。親族や親しい友人が集まり、僧侶による読経や焼香が行われます。近年では、夜通し行われる伝統的な通夜ではなく、数時間で終える「半通夜」が一般的になりつつあります。
通夜の翌日には「葬儀・告別式」が執り行われます。葬儀は宗教的な儀式として故人の冥福を祈り、告別式は故人との最後の別れを告げる社会的な儀式です。僧侶による読経や弔辞、弔電の奉読、そして参列者による焼香が行われます。
その後、故人のご遺体を火葬場へとお運びする「出棺」となります。霊柩車に棺が納められ、親族や参列者が合掌して見送ります。火葬場では「火葬」が行われ、故人のご遺体は荼毘に付されます。福岡では、後述する「部分収骨」という地域特有の習慣が見られることもあります。
火葬が終わると、遺骨を骨壷に納める「収骨(骨上げ)」が行われます。そして、自宅に戻り、後飾り祭壇に遺骨を安置し、初七日法要を行うのが一般的です。これらの流れは基本的なものですが、宗派や地域の習慣、ご遺族の意向によって細部は異なります。
浄土真宗の葬儀:他宗派との違いと意味合い
浄土真宗の葬儀は、一般的な仏教の葬儀とは異なる特別な意味合いを持っています。他の宗派では「故人の冥福を祈り、供養する」という考え方が中心ですが、浄土真宗では「故人が阿弥陀如来の慈悲によって浄土に往生し、仏になったことを慶び、阿弥陀如来への感謝を捧げる勤行(ごんぎょう)」と捉えられます。
浄土真宗の教義と葬儀
浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに阿弥陀如来のお力によって浄土へ往生し、仏になると考えられています。このため、故人が迷うことなく成仏できるように導く「引導」や、仏の弟子となるための「授戒」といった儀式は行われません。葬儀は、故人が仏になったことを喜び、その故人を浄土へ導いてくださった阿弥陀如来への感謝を表す場なのです。
私たち残された者は、故人を通して仏法に出会い、自身の生き方を見つめ直す機会を与えられます。葬儀は、故人を偲びつつ、阿弥陀如来の教えに触れ、感謝の気持ちを新たにする大切な儀式とされています。
浄土真宗本願寺派と真宗大谷派の違い
浄土真宗には、大きく分けて「浄土真宗本願寺派(西本願寺)」と「真宗大谷派(東本願寺)」の二つの宗派があります。基本的な教義は共通していますが、細かな儀式作法や仏具、念仏の唱え方などに違いが見られます。
| 項目 | 浄土真宗本願寺派(お西) | 真宗大谷派(お東) |
|---|---|---|
| 本山 | 龍谷山本願寺(京都市下京区) | 真宗本廟(東本願寺)(京都市下京区) |
| 念仏の唱え方 | 「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱える。 | 「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱える。 |
| 焼香の回数 | 1回(お香を軽くつまみ、額に押しいただかずに香炉へ) | 2回(お香を軽くつまみ、額に押しいただかずに香炉へ) |
| 仏壇の荘厳 | 金箔が施された華やかなものが多い | 黒を基調とした落ち着いたものが多い |
葬儀の基本的な流れや故人への感謝の気持ちに変わりはありませんが、参列する際にはどちらの宗派であるかを確認し、それに合わせた作法で臨むと良いでしょう。特に焼香の回数は、両宗派で異なるため注意が必要です。
浄土真宗の葬儀における具体的なマナー
浄土真宗の葬儀に参列する際、他宗派とは異なるマナーがあるため、事前に把握しておくことが大切です。ここでは、特に重要な焼香の作法や念仏、服装について解説します。
焼香の回数と作法
浄土真宗における焼香は、一般的に「1回」と定められています。他宗派では2回や3回行うこともありますが、浄土真宗では故人への供養ではなく、仏への感謝の気持ちを表すため、香を焚く回数も簡略化されています。
作法としては、香をつまんだ後、額に掲げずにそのまま香炉にくべます。これは、「故人の冥福を祈る」という行為ではなく、「阿弥陀如来の慈悲に感謝する」という浄土真宗の教えに基づいているためです。ただし、地域やお寺、あるいは所属する宗派(本願寺派か大谷派かなど)によって若干の違いがある場合もありますので、不安な場合は事前に確認しておくと安心です。
念仏と服装
浄土真宗の葬儀で唱える念仏は、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」です。これは、阿弥陀如来に帰依するという意味が込められており、故人の冥福を祈るというよりも、阿弥陀如来の救いに感謝する意味合いが強いとされています。
服装については、基本的には一般的な仏式の葬儀と同じく喪服を着用します。男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルが一般的です。数珠は、浄土真宗では「門徒念珠」と呼ばれる独自の形式がありますが、他宗派の数珠でも問題ありません。ただし、房が二重になっているものや、主玉の数が異なるものなど、宗派によって違いがあるため、可能であれば浄土真宗用の数珠を用意するか、貸与されるものを使用するのが望ましいでしょう。
福岡地域特有の葬儀のしきたり
福岡県には、他の地域ではあまり見られない独自の葬儀のしきたりが今も残っています。これらの習慣を知っておくことで、いざという時に戸惑うことなく、故人やご遺族に寄り添った行動ができるでしょう。
部分収骨とは?
福岡県を含む九州地方では、火葬後の遺骨をすべて骨壺に納める「全骨収骨」ではなく、「部分収骨」が一般的です。部分収骨とは、故人の主要な骨(喉仏、頭蓋骨の一部、足の骨など)を、小さめの骨壺に選んで収める習慣を指します。
残った遺骨については、火葬場に併設された慰霊塔や共同墓地に合祀されたり、火葬場が提携する業者によって供養されたりすることが多くあります。これは、遺骨をすべて持ち帰るよりも、故人を自然に還すという考え方や、お墓のスペースの問題など、様々な背景があると言われています。
地域コミュニティの関与(勝俣班など)
福岡県の一部地域、特に郊外や昔ながらの集落では、「勝俣班(かつまたはん)」と呼ばれる近隣住民による相互扶助の組織が、葬儀を手伝う習慣が残っています。勝俣班は、葬儀の準備から当日の受付、会食の手伝い、駐車場案内など、多岐にわたる役割を担い、遺族の負担を軽減します。
都市部では核家族化や住民の流動化によりこの習慣は減少傾向にありますが、地域によっては今もなお、隣近所とのつながりが深く、葬儀を通してコミュニティの絆が再確認される場となっています。
通夜見舞い
福岡県の一部地域では、香典とは別に「通夜見舞い(つやみまい)」を持参する習慣が見られます。通夜見舞いは、故人や遺族に対する弔意と同時に、通夜の準備や手伝いに対する労いの気持ちを込めて贈られるものです。
現金を包むのが一般的で、金額は3,000円から5,000円程度が目安とされています。のし袋は、香典と同じく黒白の水引を選び、「御通夜見舞」と表書きするのが一般的です。地域によって習慣の有無や金額が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
福岡の浄土真宗(参考情報)
福岡県内には、浄土真宗の教えを伝える寺院が数多く存在します。これらの寺院は、地域の人々の信仰の中心となり、葬儀をはじめとする様々な儀式を執り行っています。ここでは、福岡にある浄土真宗系の有名なお寺の例をいくつかご紹介しますが、特定の寺院を推奨するものではなく、あくまで参考情報としてご活用ください。
浄土真宗は大きく分けて「浄土真宗本願寺派(西本願寺)」と「真宗大谷派(東本願寺)」の二つの宗派に分かれますが、福岡県内にはそれぞれの宗派の寺院が点在しています。
浄土真宗本願寺派の寺院としては、福岡市中央区にある「本願寺福岡教堂」が挙げられます。こちらは、京都の西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派の拠点の一つであり、福岡県内における布教活動や門信徒の教化の中心となっています。
また、真宗大谷派の寺院も県内各地に存在し、それぞれの地域で信仰を集めています。これらの寺院は、歴史あるものから地域に密着したものまで様々です。
葬儀を依頼する際には、ご自身の菩提寺がある場合はそちらに相談するのが一般的です。もし菩提寺がない場合や、新たに寺院を探す場合は、地域の葬儀社を通じて紹介を受ける、インターネットで検索する、または知人からの情報などを参考に、いくつかの寺院に問い合わせてみることをお勧めします。その際には、葬儀の費用や内容、交通の便などを考慮して、ご自身やご家族にとって最適な寺院を選ぶことが大切です。
まとめ:福岡の葬儀で知っておきたいこと
福岡における浄土真宗の葬儀について、基本的な流れから地域特有のしきたり、具体的なマナーまで解説してきました。
浄土真宗の葬儀は、故人の往生を願う「供養」ではなく、故人が仏となり、その教えを私たちに伝えてくれることへの「感謝」の場であるという点が大きな特徴です。焼香の作法や念仏のあり方にも、この教義が深く反映されています。
また、福岡ならではの習慣として「部分収骨」や地域コミュニティによる「勝俣班」の存在、そして「通夜見舞い」といった慣習があることもご紹介しました。これらのしきたりは、地域社会の結びつきや故人を大切に思う気持ちから生まれたものです。
葬儀は故人を見送る大切な儀式であり、ご遺族にとっては心に深く残る出来事です。この記事が、福岡で浄土真宗の葬儀に参列する際や、ご自身の葬儀を検討する際の不安を解消し、故人への敬意を込めた適切な弔いができる一助となれば幸いです。
ただし、葬儀のしきたりは地域や家庭、そして各お寺によって細かな違いがあるため、不明な点があれば、事前に葬儀社や菩提寺に確認することをおすすめします。
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