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2026年1月22日
【葬儀の基本】霊柩車と寝台車の違いとは?料金・外装・用途を徹底比較

「この度は、心よりお悔やみ申し上げます。大切なご家族やご親族がお亡くなりになった、あるいはその可能性が高まった時、私たちは葬儀社に連絡し、遺体をお迎え・搬送するための車両を手配することになります。その際、「霊柩車」と「寝台車」という言葉を耳にする機会があるかと思いますが、「一体何が違うのだろう?」と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。見た目や料金、役割が異なるこれらの車両について、正確な知識は、予期せぬ事態に冷静に対応し、適切な手配を行うために非常に重要です。この記事では、霊柩車と寝台車の違いを、外装、料金、用途の観点から分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読めば、葬儀社とのやり取りもスムーズになり、安心して次のステップに進むことができるはずです。
霊柩車と寝台車の違いとは?それぞれの役割と目的
大切な方がお亡くなりになった際、故人様を搬送する車両として「霊柩車」と「寝台車」という言葉を耳にすることがあるでしょう。これらはどちらも故人様を運ぶための車両ですが、その役割と目的は大きく異なります。この違いを理解することは、葬儀をスムーズに進める上で非常に重要です。
まず、霊柩車は主に「葬儀の儀式の一部」として、故人様とご遺族を葬儀会場から火葬場までお送りするための車両です。厳かな装飾が施され、故人様を弔うための特別な意味合いを持つことが特徴です。
一方、寝台車は「故人様を搬送するための一般的な車両」として使われます。病院や施設からご自宅、または斎場へと故人様を移動させる際に利用され、緊急性や移動の迅速さが重視されます。外見は一般の車両とほとんど変わらないものが多く、目立たないように配慮されています。
| 項目 | 霊柩車 | 寝台車 |
|---|---|---|
| 役割 | 葬儀の儀式における、故人様の最終的なお見送りのための車両 | 故人様を速やかに、安全に移動させるための搬送車両 |
| 目的 | 故人様の尊厳を守り、厳粛な雰囲気で火葬場へ移送する | 病院などからご遺体を自宅や斎場へ運ぶなど、緊急かつ日常的な搬送 |
| 使用場面 | 告別式の後、葬儀会場から火葬場への移動時 | 病院・施設から自宅、自宅から斎場など、様々な地点間の移動 |
このように、霊柩車は「お見送りの儀式」という特別な役割を担い、寝台車は「遺体の搬送」という実務的な役割を担っています。どちらの車両も故人様を大切に運ぶことに変わりはありませんが、それぞれの目的と使用される場面が異なることを理解しておきましょう。
外装(見た目)の違い:デザインと装飾
霊柩車と寝台車は、その役割が異なるため、外装(見た目)にも大きな違いがあります。この見た目の違いを理解することで、それぞれの車両が持つ意味合いや、どのような場面で使われるべきかをより深く把握することができます。
霊柩車の外装
霊柩車は、故人様を葬儀場から火葬場までお送りする、いわば「最後の旅路」を飾る車両です。そのため、その外装は格式高く、故人様への敬意を表すデザインが施されています。主に以下の2種類に大別されます。
- 宮型霊柩車(きゅうがたれいきゅうしゃ) 日本の伝統的な寺社仏閣を模した豪華な装飾が特徴です。金色の装飾や彫刻が施された屋根、唐破風(からはふ)と呼ばれる曲線的な屋根などが目を引き、非常に荘厳な雰囲気を持っています。かつては霊柩車といえばこの宮型が主流でしたが、近年ではその派手さや宗教的なイメージから、利用が減少傾向にあります。
- 洋型霊柩車(ようがたれいきゅうしゃ) セダンやステーションワゴンをベースに、後部を棺を積載できるよう改造したタイプです。シンプルなデザインが特徴で、黒や白などの落ち着いた色合いが多く、装飾も控えめです。欧米のリムジンに近い外観で、現代の多様な葬儀形式や宗教観に合わせやすいことから、現在では最も一般的に利用されています。
寝台車の外装
一方、寝台車は、故人様を病院などからご自宅や安置施設へ搬送することを主な目的とします。そのため、霊柩車のような特別な装飾はほとんど施されていません。
寝台車の多くは、外見からは遺体搬送車両とは分かりにくいデザインが特徴です。一般的なバンやワゴン車を改造したものが多く、色は黒やグレーなどの落ち着いた色が選ばれることがほとんどです。これは、ご遺族のプライバシーに配慮し、周囲に故人様が搬送されていることを悟られにくいようにするためです。緊急性や実用性が重視されており、迅速かつ目立たずに搬送を完了できるよう設計されています。車両の横に葬儀社のロゴが入っていることもありますが、それ以外に特別な表示は少ないのが一般的です。
料金の違い:相場と内訳
大切な方を亡くされた際、葬儀費用の中でも特に気になるのが「搬送費用」ではないでしょうか。霊柩車と寝台車は、それぞれ役割が異なるため、料金体系や相場にも違いがあります。ここでは、それぞれの料金について詳しく見ていきましょう。
霊柩車の料金
霊柩車は、故人様を葬儀会場から火葬場へとお送りする、儀式的な意味合いの強い車両です。そのため、料金は葬儀全体のプランに含まれていることが多く、個別に請求されるケースは比較的少ない傾向にあります。
一般的に、霊柩車の料金相場は1台あたり3万円〜10万円程度が目安とされています。料金は、車両の種類や装飾の豪華さによって大きく変動します。例えば、宮型霊柩車のような伝統的な車両は高価になる傾向があり、洋型霊柩車やバン型霊柩車は比較的抑えられた料金設定です。
また、火葬場までの距離が遠い場合や、高速道路を利用する場合などは、別途距離加算料金が発生することもあります。葬儀社に見積もりを依頼する際は、どの霊柩車がプランに含まれているのか、追加料金が発生する可能性はあるのかを事前に確認しておくと安心です。
寝台車の料金
寝台車は、病院やご自宅から葬儀会場、または一時安置場所まで故人様を搬送するための車両です。霊柩車とは異なり、搬送距離や時間帯によって料金が細かく設定されているのが特徴です。
寝台車の料金は、基本料金に加えて、距離加算、時間帯加算(深夜・早朝料金)、待機料金などが加算されて算出されます。一般的な料金相場は、1回の搬送につき1万円〜3万円程度が目安ですが、総額は移動距離によって大きく変動します。
具体的な料金内訳としては、以下の項目が挙げられます。
- 基本料金:数km〜10km程度の短距離搬送の料金が含まれます。
- 距離加算料金:基本料金に含まれる距離を超えた場合、1kmあたり数百円〜千円程度が加算されます。
- 深夜・早朝料金:夜間(22時〜翌朝5時頃)や早朝の搬送には、割増料金(基本料金の2割増しなど)が適用されることがあります。
- 待機料金:病院での手続きやご自宅での準備などで、車両が長時間待機する場合に発生することがあります。
例えば、病院からご自宅へ、あるいはご自宅から斎場へといった搬送区間ごとに費用が発生するため、複数回の搬送が必要な場合は、その都度料金がかかることを念頭に置いておきましょう。葬儀社から提示される見積もりには、これらの料金が明確に記載されているか、しっかりと確認することが大切です。
用途の違い:どのような時に使われるのか
霊柩車と寝台車は、それぞれ異なる目的とタイミングで故人様を搬送するために使用されます。ここでは、それぞれの車両がどのような場面で使われるのかを具体的に解説します。
霊柩車が使われる場面
霊柩車は、主に葬儀・告別式が執り行われた後、斎場(葬儀場)から火葬場まで故人様を搬送する際に使用されます。これは単なる移動手段ではなく、故人様とのお別れの儀式の一部として、公的な意味合いを持つ重要な役割を担います。家族や参列者に見送られながら、故人様が最後の旅路へ向かうための車両であり、その荘厳な外観は儀式の厳粛さを際立たせるものです。
寝台車が使われる場面
寝台車は、故人様が亡くなられた直後から葬儀が始まるまでの初期段階で、様々な場所への搬送に用いられます。例えば、病院や施設でご逝去された後、ご自宅や葬儀社の安置施設へ故人様をお連れする際に使用されます。また、ご自宅で安置されていた故人様を、葬儀のために斎場へ搬送する際にも寝台車が利用されます。緊急性のある場面や、プライバシーに配慮しつつ迅速に移動が必要な場合に、寝台車は重要な役割を果たします。
関連する車両:「搬送車」との違い
霊柩車と寝台車の違いについてご理解いただけたでしょうか。これらの車両とよく混同されがちなのが「搬送車」です。搬送車も故人様を運ぶための車両ですが、その役割や外装、使用される場面において、霊柩車や寝台車とは異なる特徴を持っています。
搬送車は、主に病院や施設からご自宅、あるいは葬儀社の安置施設などへ故人様を迅速に搬送するために用いられる車両です。特別な装飾は施されておらず、一見すると普通のワンボックスカーやミニバンと見分けがつかないことも多いです。これは、人目を避け、目立たないように搬送を行うという目的があるためです。
霊柩車が儀式的な意味合いを持つ「出棺」の際に使用され、寝台車が主に病院から自宅への「一時的な移動」を担うのに対し、搬送車はより広範な「遺体搬送」全般をカバーします。特に、故人様が亡くなられた直後や、遠距離の搬送、あるいは葬儀まで時間がある場合の安置場所への移動など、様々な状況で利用されます。
それぞれの車両の主な役割や特徴をまとめると、以下の表のようになります。
| 車両の種類 | 主な役割・目的 | 外装の特徴 | 使用される場面 |
|---|---|---|---|
| 霊柩車 | 故人様を葬儀会場から火葬場へ運ぶ。葬儀の一部として儀式的な意味合いを持つ。 | 宮型や洋型など、装飾が施された特別なデザイン。 | 葬儀の出棺時。 |
| 寝台車 | 病院などからご自宅や安置施設へ故人様を搬送する。 | 一般的なワゴン車やミニバンに近く、目立たない。 | 病院から自宅、自宅から葬儀社の安置施設など、一時的な移動。 |
| 搬送車 | 病院などからご自宅や安置施設へ故人様を搬送する。寝台車とほぼ同義で使われることも多い。 | 寝台車と同様に、一般的なワゴン車やミニバン。 | 病院から自宅、自宅から葬儀社の安置施設、遠距離搬送など。 |
このように、それぞれの車両には異なる役割と使用目的があります。葬儀社との打ち合わせの際には、どの車両が必要となるのか、その状況に応じて確認することが大切です。
葬儀社に確認すべきポイント
霊柩車と寝台車の違いを理解した上で、実際に葬儀社とやり取りする際には、以下の点を事前に確認しておくことで、スムーズな手配と費用の透明性を確保できます。
- 搬送に関する料金体系の確認
- 寝台車の基本料金に含まれる距離や時間、追加料金が発生する条件(深夜・早朝割増、長距離搬送など)を具体的に確認しましょう。
- 霊柩車に関しても、プランに含まれる車種やグレード、追加料金で変更できるかなどを尋ねてみてください。
- 車両の種類と選択肢
- 寝台車や霊柩車について、どのような種類の車両があるのか、希望する車両がある場合は対応可能かを確認しましょう。特に霊柩車は、宮型、洋型、バス型など様々な種類があるため、事前に希望を伝えておくと良いでしょう。
- 搬送ルートと所要時間の確認
- 病院から自宅、自宅から斎場など、具体的な搬送ルートとそれに伴う所要時間、そして費用について確認しましょう。特に交通状況によって所要時間が変動する可能性についても尋ねておくと安心です。
- 見積書の内訳と総額の確認
- 搬送費用だけでなく、葬儀全体の見積もりをもらう際に、霊柩車や寝台車の料金がどのように計上されているか、明確な内訳を確認することが重要です。不明な点があれば、納得いくまで質問しましょう。
- 緊急時の対応と連絡体制
- 万が一の事態に備え、24時間対応しているか、緊急時の連絡先や担当者がいるかを確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
これらのポイントを事前に確認することで、ご家族は安心して故人様をお見送りするための準備を進めることができるでしょう。
まとめ:違いを理解し、落ち着いて対応しよう
ここまで、霊柩車と寝台車の違いについて、外装、料金、そしてそれぞれの用途に焦点を当てて詳しく解説してきました。大切な方を亡くされた際、突然のことで動揺されている中で、こうした専門的な情報を理解することは大変なことだったかもしれません。
しかし、この記事を通じて、霊柩車が主に葬儀・告別式で故人様を斎場から火葬場までお送りする「儀式的な役割」を担う一方、寝台車は病院や施設からご自宅、または斎場への「搬送」という実用的な役割を持つことをご理解いただけたかと思います。外装や料金体系にも明確な違いがあり、それぞれの車両が異なるタイミングと目的で使用されることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
この知識があれば、万が一の事態に直面した際も、葬儀社とのコミュニケーションがスムーズになり、どのような車両が必要なのかを落ち着いて判断できるようになります。適切な車両の手配は、故人様との最後の時間を穏やかに過ごすためにも非常に重要です。
予期せぬ出来事によって不安を感じることは当然ですが、この記事で得た知識を活かし、安心して次のステップに進んでいただければ幸いです。
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