トピックス
お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして終活など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひ活用ください。
2026年2月8日
【福岡】神道での葬儀に参列する前に知っておくべきマナーと注意点

「この度は心よりお悔やみ申し上げます。」
突然の訃報に接し、大切な方を失った悲しみの中、葬儀の準備や参列について、多くの不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。特に、これまで仏式での葬儀が中心だった方にとって、神道での葬儀は、その作法やマナーが分からず、戸惑うことも少なくないかと思います。
この記事では、福岡で執り行われる神道での葬儀に参列する方が、最低限知っておくべきマナーや注意点を、仏式との違いを踏まえながら分かりやすく解説します。服装、香典、焼香の代わりとなる玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法、そして福岡県内の斎場情報まで、失礼なく、故人を尊び、遺族の皆様に寄り添うための知識を身につけていただけるでしょう。この記事が、不安を和らげ、故人への最後の別れを心を込めて行うための一助となれば幸いです。
神道葬儀とは?仏式葬儀との基本的な違い
神道葬儀は、日本古来の信仰である神道の教えに基づき執り行われる葬儀です。仏式葬儀とは異なる独自の死生観や儀式を持つため、事前にその違いを理解しておくことが大切です。
神道では、故人の魂は家の守り神となり、子孫を見守ると考えられています。そのため、葬儀は故人の魂を家の守り神として迎え入れるための重要な儀式と位置づけられます。一方、仏式では故人は仏となり、あの世で成仏することを目指します。この根本的な死生観の違いが、葬儀の目的や形式に大きく影響しています。
参列者が特に戸惑いやすい点を中心に、神道葬儀と仏式葬儀の主な違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | 神道葬儀 | 仏式葬儀 |
|---|---|---|
| 死生観 | 故人の魂は家の守り神となり、子孫を見守る。死は「穢れ(けがれ)」と捉えられるが、一定期間を経て清められ、神となる。 | 故人は仏となり、あの世で成仏することを目指す。輪廻転生を信じ、現世での行いが来世に影響すると考える。 |
| 儀式の目的 | 故人の魂を家に留め、祖先の神として祀る。子孫繁栄や家系の継続を祈る。 | 故人の冥福を祈り、成仏を願う。遺族は故人の供養を通じて自身の功徳を積む。 |
| 宗教施設 | 神社では葬儀を行わないのが一般的。自宅や斎場に祭壇を設ける。 | 寺院や斎場で行う。 |
| 祭壇 | 白木を基調とし、榊(さかき)や生花で飾られる。神饌(しんせん:お供え物)が供えられる。 | 白木や花で飾られ、位牌や遺影が中央に置かれる。 |
| 香典 | 「御玉串料」「御榊料」「御神前」と記載する。 | 「御香典」「御仏前」と記載する。 |
| 焼香 | 行わない。代わりに「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行う。 | 抹香や線香を用いる。 |
| 数珠 | 持参しない。 | 持参する。 |
| 僧侶・神職 | 神職が祭儀を執り行う。 | 僧侶が読経を行う。 |
| 戒名 | 戒名はない。代わりに「諡(おくりな)」が贈られる場合がある。 | 戒名が授けられる。 |
| 追悼儀式 | 年祭(一年祭、三年祭など)が行われる。 | 回忌法要(一周忌、三回忌など)が行われる。 |
このように、神道葬儀と仏式葬儀では、死に対する考え方から儀式の細部に至るまで多くの違いがあります。これらの違いを事前に把握しておくことで、故人やご遺族に対して失礼なく、心穏やかに葬儀に参列することができるでしょう。
神道葬儀の主な流れと各祭儀について
神道葬儀は、故人の御霊(みたま)を慰め、祖先の神々の仲間入りをする「守護神」として祀り上げるための祭儀です。仏式葬儀とは異なる独自の流れと作法があります。ここでは、神道葬儀の主な祭儀について、その目的と内容を詳しく見ていきましょう。
通夜祭(つうやさい)
通夜祭は、故人が亡くなられた日の夜に行われる祭儀で、故人の御霊を慰め、遺族が夜を通して故人を見守るという意味合いがあります。仏式の通夜にあたりますが、神道では「故人の御霊を家に留めておく」という考え方があります。祭壇に故人の好物やお神酒などを供え、神職が祝詞(のりと)を奏上し、遺族や参列者が玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。故人との最後の夜を静かに過ごし、別れを惜しむ大切な時間です。
告別式(こくべつしき)
告別式は、神道葬儀の中心となる祭儀で、故人との最後の別れを告げ、その御霊を神様のもとへ送る重要な儀式です。仏式の葬儀・告別式にあたります。一般的に、斎場や自宅で執り行われ、神職による祭詞奏上、弔辞奉読、弔電奉読、そして参列者全員による玉串奉奠が行われます。故人の生前の功績を讃え、安らかな旅立ちを祈るとともに、遺族は故人との別れを受け入れ、参列者は故人への感謝と敬意を表します。
火葬祭(かそうさい)
告別式の後、火葬場に移動して執り行われるのが火葬祭です。故人の御霊を慰め、火葬の無事を祈る儀式です。火葬炉の前で神職が祝詞を奏上し、遺族が玉串奉奠を行います。その後、故人の遺体は火葬されます。参列者は、故人が安らかに旅立てるよう静かに見守ります。
埋葬祭(まいそうさい)
火葬後、遺骨を墓地や納骨堂に納める際に行われるのが埋葬祭です。故人の御霊が安らかに鎮まることを願い、神職が祝詞を奏上し、玉串奉奠が行われます。神道では、故人の御霊が祖先の神々の仲間入りをし、子孫を守る守護神となるという考え方があるため、埋葬は大切な儀式とされています。
直会(なおらい)
直会は、葬儀の全ての祭儀が無事に終了したことを神に報告し、一同で飲食を共にする場です。仏式の精進落としにあたります。故人を偲びながら、お神酒や食事をいただき、慰め合い、故人の御霊の安寧を祈ります。遺族は参列者への感謝の気持ちを表し、参列者は遺族を労う意味合いも込められています。
神道葬儀に参列する際のマナーと注意点
神道での葬儀は、仏式とは異なる独特の作法があります。故人やご遺族に失礼のないよう、参列者が特に注意すべきマナーや振る舞い方について解説します。
服装について
神道葬儀における服装は、基本的に仏式葬儀と同様に喪服を着用します。故人やご遺族に敬意を表し、厳粛な場にふさわしい装いを心がけましょう。
- 男性の場合
- 正喪服(喪主や親族): 和装(黒紋付羽織袴)または洋装(モーニングコート)。
- 準喪服(一般参列者): ブラックスーツが一般的です。ワイシャツは白無地、ネクタイ、靴下、靴は黒で統一します。光沢のある素材や柄物は避けましょう。
- 女性の場合
- 正喪服(喪主や親族): 和装(黒紋付)または洋装(ブラックフォーマルドレス)。
- 準喪服(一般参列者): 黒のワンピースやアンサンブル、スーツが一般的です。肌の露出は控え、ストッキング、靴は黒を選びます。バッグなどの小物も黒で統一し、光沢のある素材や華美な装飾は避けます。アクセサリーは結婚指輪以外はつけないか、一連のパールネックレスなど控えめなものを選びましょう。
- 子供の場合
- 学校の制服があれば制服を着用します。制服がない場合は、黒、紺、グレーなどの地味な色の服装を選びます。
化粧は薄く控えめに、香水はつけないのがマナーです。
数珠は必要?
神道葬儀では、仏式葬儀で用いられる数珠は必要ありません。数珠は仏教の法具であり、神道にはその概念がないためです。会場に持参しないよう注意しましょう。
香典(不祝儀袋・金額の目安)
神道葬儀では、香典ではなく「玉串料(たまぐしりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」「御霊前(ごれいぜん)」といった表書きを使用します。
- 表書き: 「玉串料」「御榊料」「御霊前」のいずれかを選び、水引の下に氏名を記載します。蓮の絵柄が入った不祝儀袋は仏式用なので避け、白無地のものを選びましょう。
- 金額の目安: 故人との関係性によって異なりますが、一般的には以下の金額が目安とされます。
- 親族: 1万円〜10万円
- 友人・知人: 5千円〜1万円
- 職場関係: 3千円〜5千円 地域やご家庭の慣習、自身の年齢なども考慮して判断しましょう。
- 渡し方: 受付で記帳する際に、袱紗(ふくさ)から取り出して両手で渡します。
焼香の代わり「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の作法
神道葬儀で最も特徴的な儀式が、焼香の代わりに行う「玉串奉奠」です。玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)を付けたもので、これを神前に捧げます。
具体的な作法は以下の通りです。
- 玉串を受け取る: 自分の番が来たら、神職から玉串を受け取ります。右手で玉串の根元、左手で葉の部分を支えるように持ちます。
- 神前へ進む: 玉串を胸の高さに持ち、祭壇(神前)へ進みます。
- 一礼する: 祭壇の手前で、遺族と神職に一礼し、玉串案(玉串を置く台)の前に進みます。
- 玉串を回す: 玉串を縦にして、根元が祭壇側、葉先が手前になるように持ち替えます。
- 玉串を捧げる: 根元を祭壇に向けた状態で、玉串案の上に静かに置きます。
- 二拝二拍手一拝: 玉串を捧げたら、その場で「二拝二拍手一拝(にはいに拍手いっぺい)」を行います。
- 二拝(二礼): 深く頭を二度下げます。
- 二拍手(二度拍手): この際、音を立てないように手を合わせる「忍び手(しのびて)」で行います。手を叩き終えたら、指先を揃えてもう一度手を合わせ、軽く頭を下げます。
- 一拝(一度礼): 再度、深く頭を一度下げます。
- 退下する: 祭壇から下がる際、遺族と神職に一礼して席に戻ります。
弔問時の注意点
葬儀前後の弔問に伺う際は、ご遺族への配慮が最も大切です。
- 訃報の確認: まずはご遺族の意向を確認し、弔問を受け付けているか、時間帯はいつかなどを確認しましょう。
- 服装: 弔問時も地味な平服を心がけ、派手な服装は避けます。
- 言葉遣い: 故人への哀悼の意を伝え、ご遺族への慰めの言葉を簡潔に述べます。「頑張って」「大変でしたね」など、ご遺族を励ますつもりの言葉でも、かえって負担になる場合があるため注意が必要です。
- 長居を避ける: ご遺族は心身ともに疲労していることが多いため、長居はせず、早めに辞去するようにしましょう。
- 手伝いの申し出: 何か手伝えることがあれば、具体的な内容を挙げて申し出るのは良いでしょう。ただし、ご遺族に負担をかけないよう配慮が必要です。
福岡県で神道葬儀を行う際の斎場・神社の選び方
福岡県で神道葬儀を執り行うことになった際、どのような斎場や神社を選べば良いのか迷う方も多いでしょう。ここでは、神道葬儀に対応した施設の選び方や、信頼できる葬儀社の見つけ方について解説します。
神道葬儀に対応した斎場の特徴
神道葬儀は、仏式葬儀とは異なる祭壇や作法を用いるため、対応可能な斎場を選ぶことが重要です。斎場を選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。
- 神道祭壇の設置可否: 神道では仏式の祭壇ではなく、「八足(はっそく)」と呼ばれる供物台や、神々を招くための「御霊代(みたましろ)」を祀る祭壇が用いられます。斎場がこれらに対応しているか確認しましょう。
- 神職の手配: 神道葬儀には、神職による祭儀が不可欠です。斎場が提携している神職がいるか、または自分で手配した神職を招けるかを確認しておくとスムーズです。
- 控室や設備: 遺族や参列者が利用する控室の広さや設備、バリアフリー対応なども確認しておくと安心です。
- 立地とアクセス: 参列者の利便性を考慮し、交通の便が良い場所や駐車場が確保されている斎場を選ぶと良いでしょう。
福岡県内の主な斎場・神社情報(例)
福岡県内には、神道葬儀に対応可能な施設が複数あります。ここでは、一般的な例として、主に葬儀専門の斎場と、一部の神社での対応について紹介します。
- 葬儀専門の斎場:
- 民間の葬儀会館(福岡市、北九州市、久留米市など): 大手の葬儀社が運営する会館の多くは、神道葬儀の設備も整えています。事前に神道葬儀を希望する旨を伝え、対応状況を確認しましょう。
- 神社での葬儀:
- 一部の神社では、その境内にある斎場や、隣接する施設で神道葬儀を執り行うことが可能です。故人が生前崇敬していた神社がある場合は、相談してみるのも良いでしょう。ただし、全ての神社が葬儀に対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。
これらの施設はあくまで一例です。具体的な選択肢は、地域や希望する規模によって異なるため、まずは葬儀社に相談し、適切な斎場を紹介してもらうのが一般的です。
葬儀社選びのポイント
神道葬儀を滞りなく執り行うためには、神道葬儀に精通した葬儀社を選ぶことが非常に重要です。
- 神道葬儀の実績: 担当者が神道葬儀の流れや作法、必要となる祭具などを熟知しているかを確認しましょう。実績が豊富な葬儀社であれば、安心して任せることができます。
- 神職との連携: 信頼できる葬儀社は、地域の神職との連携がしっかりしており、適切な神職の手配をサポートしてくれます。
- 見積もりの明瞭さ: 複数の葬儀社から見積もりを取り、費用項目が明確であるか、追加料金の有無などを確認しましょう。不明な点は遠慮なく質問し、納得した上で契約することが大切です。
葬儀後の「式年祭」について
神道において、故人の御霊(みたま)を慰め、子孫の繁栄を祈る大切な祭儀が「式年祭」です。仏式の法要にあたるもので、葬儀後も故人を偲び、御霊を家に迎え、家族を見守っていただくための行事として執り行われます。ここでは、式年祭の基本的な意味と、参列する際に知っておきたいことについて解説します。
式年祭とは何か
式年祭とは、故人の没後一定の年数ごとに執り行われる神道の祭儀です。故人の御霊は、葬儀後すぐに神様になると考えられていますが、まだ荒々しい状態にあるとされます。この御霊を鎮め、清らかな祖先の神として家や子孫を見守っていただくために、節目ごとに祭儀を重ねていくのが式年祭の目的です。これにより、故人の御霊は次第に家の守護神となり、子孫の繁栄と安寧をもたらすと信じられています。
主な式年祭の種類と時期
式年祭には、故人が亡くなった日を基準として、特定の年に執り行われるものがあります。主な種類と時期は以下の通りです。
- 一年祭(いちねんさい): 故人が亡くなってから満1年目に行われます。最も重要な祭儀とされ、親族や故人と縁の深かった人々が参列します。
- 三年祭(さんねんさい): 故人が亡くなってから満3年目に行われます。
- 五年祭(ごねんさい): 故人が亡くなってから満5年目に行われます。
- 十年祭(じゅうねんさい): 故人が亡くなってから満10年目に行われます。
十年祭以降は、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭と、十年ごとに執り行われるのが一般的です。特に五十年祭は「式年祭の締め」とされ、故人の御霊が完全に祖先の神として祀られる節目と考えられています。
参列者が知っておくべきこと
式年祭に参列する際は、基本的に葬儀と同様の落ち着いた服装が望ましいとされています。喪服である必要はありませんが、地味な色合いのスーツやワンピースを選ぶのが一般的です。
香典の代わりに「玉串料(たまぐしりょう)」または「御神前(ごしんぜん)」と書かれた不祝儀袋を用意します。金額は故人との関係性や地域によって異なりますが、一般的には5,000円〜1万円程度が目安とされます。
祭儀の中では、玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われます。これは葬儀の際と同様の作法で執り行うため、事前に確認しておくと安心です。故人を偲ぶ気持ちを大切にし、遺族への配慮を忘れずに参列しましょう。
まとめ:福岡での神道葬儀に臨むにあたって
福岡での神道葬儀に参列するにあたり、この記事を通して、その基本的な知識やマナー、そして仏式との違いについてご理解いただけたことと思います。神道葬儀は、故人を神として祀り、家の守護神とするための大切な儀式です。参列者としては、その趣旨を理解し、故人やご遺族への敬意を込めて臨むことが何よりも重要となります。
服装は地味な平服を基本とし、数珠は不要です。香典は「御玉串料」「御榊料」として準備し、玉串奉奠の作法をしっかりと身につけておくことで、落ち着いて故人をお見送りできるでしょう。また、福岡という地域性も踏まえ、事前に斎場や神社の情報を確認しておくことも大切です。
慣れない形式の葬儀に戸惑うこともあるかもしれませんが、大切なのは故人を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちです。この記事が、皆様が不安なく神道葬儀に参列し、心を込めて故人との最後の別れを告げるための一助となれば幸いです。
- こんなお悩みありませんか?
- 「費用を抑えて、心温まる葬儀をしたい」
- 「直葬や家族葬について詳しく知りたい」
- 「生前のうちに葬儀の準備をしておきたい」
ライフサポートグループにお任せください。
私たちは、お客様一人ひとりのご希望に寄り添い、納得のいく葬儀のお手伝いをいたします。生前契約サービスもご用意しており、お元気なうちから安心して葬儀の準備を進めることができます。
まずは、お気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のお悩みに丁寧にお答えいたします。
家族葬もみじ会館] [092-477-0033] [福岡市南区高木1-16-27]
[大橋直葬センター] [もみじ会館内]
[早良直葬センター] [092-600-2632] [福岡市早良区飯倉3-1-26]
株式会社ライフサポートグループ [0120-78-1059]

無料資料請求