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2026年1月20日
【知らないと大損!】死亡後すぐやるべき手続き完全ガイド:期限・必要書類・相続の注意点

大切なご家族やご親族が亡くなられたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。深い悲しみの中にいらっしゃる今、やらなければならない手続きの多さに、途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。「何から手をつければ良いのかわからない」「手続きを間違えて、思わぬ損をしてしまうのではないか」そんな不安を抱えていませんか?
このページでは、そんなあなたの不安を解消し、手続きで後悔しないための情報を、網羅的かつ分かりやすく解説します。死亡届の提出から、年金・税金の手続き、複雑な遺産相続まで、知っておくべき期限、必要書類、そして「損しないためのポイント」を、専門家の視点と実体験を交えてお届けします。このガイドを読めば、悲しみの中でも冷静に、そして着実に、必要な手続きを進めることができるはずです。残されたご家族のために、そしてあなた自身の心の平安のために、この情報を役立ててください。
死亡直後に必要な手続き(最優先事項)
大切な方が亡くなられた直後、悲しみの中で心身ともに大変な状況かと思います。しかし、この時期に速やかに対応しなければならない重要な手続きがいくつかあります。これらの手続きは、その後の火葬や埋葬、さらには相続手続きの基礎となるため、落ち着いて一つずつ進めていくことが重要です。
死亡診断書・死体検案書の取得
ご家族が亡くなられた際に、最初に必要となるのが「死亡診断書」または「死体検案書」です。これは、故人の死亡を医学的・法律的に証明する最も重要な書類となります。
病院で亡くなられた場合は、担当医師が「死亡診断書」を作成し交付してくれます。自宅や外出先など、医師の立ち会いがない状況で亡くなられた場合は、警察による検視が行われ、監察医や警察医が作成する「死体検案書」が交付されます。これらの書類は、死亡届の提出や生命保険の請求など、後のあらゆる手続きで必要となるため、大切に保管してください。受け取ったら、故人の氏名、生年月日、死亡日時、死亡場所などが正しく記載されているか確認しましょう。
死亡届の提出と火葬(埋葬)許可証の取得
死亡診断書または死体検案書を受け取ったら、次に「死亡届」を提出します。死亡届は、医師が作成した死亡診断書(または死体検案書)と一体になったA3サイズの書類です。故人の情報や届出人の情報を記入し、死亡の事実を知った日を含めて7日以内に、故人の本籍地、死亡地、または届出人の所在地のいずれかの市区町村役場に提出する必要があります。
死亡届が受理されると、同時に「火葬(埋葬)許可証」が発行されます。この許可証がなければ、火葬や埋葬を行うことができません。一般的には葬儀社が代行してくれることが多いですが、ご自身で手続きを行う場合は、火葬(埋葬)許可証を必ず受け取り、火葬当日まで大切に保管してください。
葬儀社への連絡と葬儀の手配
死亡が確認され、死亡診断書(または死体検案書)が手元に届いたら、速やかに葬儀社へ連絡し、葬儀の手配を開始します。病院によっては提携している葬儀社を紹介されることもありますが、慌てずに複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
葬儀の形式(家族葬、一般葬、一日葬など)、予算、故人の意向などを考慮し、納得のいく葬儀社を選ぶことが大切です。葬儀社は、ご遺体の搬送や安置、死亡届の提出代行、火葬場の予約など、多くの手続きをサポートしてくれます。不明な点があれば、遠慮なく相談しましょう。
10日以内に済ませたい主な手続き
死亡直後の緊急性の高い手続きが一段落した後も、迅速な対応が求められる手続きがいくつかあります。特に、故人が受給していた公的年金や加入していた健康保険、介護保険に関する手続きは、期限が短く設定されているため注意が必要です。これらの手続きを怠ると、予期せぬトラブルや金銭的な不利益を被る可能性があります。ここでは、死亡後10日以内に済ませたい主な手続きについて詳しく解説します。
年金受給停止の手続き
故人が年金を受給していた場合、「年金受給権者死亡届」を提出し、年金の受給を停止する手続きが必要です。この手続きを怠ると、故人死亡後も年金が振り込まれてしまい、後日返還を求められることになります。場合によっては不正受給とみなされる可能性もあるため、非常に重要な手続きです。
手続きの期限と提出先: 原則として、故人の死亡後10日以内(国民年金の場合)または14日以内(厚生年金の場合)に、お近くの年金事務所または街角の年金相談センターに提出します。
必要書類(主なもの):
- 年金受給権者死亡届(年金事務所で入手可能)
- 故人の年金証書
- 死亡を証明する書類(戸籍謄本、死亡診断書、住民票の除票など)
- 届出人の本人確認書類
また、故人が死亡した時点でまだ受け取っていない年金がある場合、その年金は「未支給年金」として、故人と生計を同じくしていた遺族が受け取ることができます。この手続きも同時に行うとスムーズです。
健康保険・介護保険の手続き
故人が加入していた健康保険や介護保険の資格喪失手続きも、速やかに行う必要があります。故人の状況によって手続き先が異なります。
国民健康保険・後期高齢者医療制度の場合: 故人が国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していた場合、死亡後14日以内に市町村役場の担当窓口で資格喪失届を提出し、保険証を返却します。
- 必要書類: 故人の健康保険証、死亡を証明する書類(戸籍謄本など)、届出人の本人確認書類。
- 注意点: 故人が高額医療費の支給対象だった場合、還付申請ができる可能性があります。
会社の健康保険(協会けんぽ、組合健保など)の場合: 故人が会社員や公務員で健康保険に加入していた場合、勤務先を通じて資格喪失手続きを行います。被扶養者がいる場合は、被扶養者の健康保険の切り替え手続きも必要です。
- 必要書類: 故人の健康保険証。
- 注意点: 埋葬料(埋葬費)や死亡弔慰金などが支給される場合がありますので、勤務先や健康保険組合に確認しましょう。
介護保険の場合: 故人が介護保険の被保険者だった場合、市町村役場の介護保険担当窓口に介護保険被保険者証を返却します。こちらも死亡後14日以内が目安です。
雇用保険・労災保険の手続き(該当者のみ)
故人が雇用保険(失業給付)や労災保険の給付を受けていた場合、これらの受給資格も死亡により消滅します。該当するケースは限られますが、もし故人がこれらの給付を受けていた場合は、速やかに手続きを行う必要があります。
雇用保険の場合: 故人が失業給付を受給中に亡くなった場合、未支給の給付金があれば、故人と生計を同じくしていた遺族が請求できます。ハローワークに連絡し、必要書類(死亡を証明する書類、故人の雇用保険受給資格者証、請求者の本人確認書類など)を確認しましょう。
労災保険の場合: 故人が業務上の事故や通勤災害で亡くなった、または労災保険の給付(療養補償給付など)を受けていた場合、遺族は「遺族補償給付」や「葬祭料」などを請求できる可能性があります。労働基準監督署に相談し、手続きを進めてください。この手続きは複雑になる場合が多いため、専門家への相談も検討すると良いでしょう。
1ヶ月以内に済ませたい主な手続き
大切な方を亡くされた悲しみの中で、さまざまな手続きに追われていることと存じます。死亡直後の緊急性の高い手続きを終えたら、次に着手すべきは1ヶ月以内を目安に完了させたい手続きです。特に相続に関する手続きは、後々のトラブルや金銭的な不利益を避けるためにも、この時期にしっかりと基礎を固めておくことが重要です。
遺言書の有無の確認
故人の遺言書があるかどうかは、その後の相続手続きの進め方を大きく左右します。遺言書は、故人の最後の意思表示であり、遺産分割の基準となる重要な書類です。
遺言書には主に以下の3種類があります。
- 自筆証書遺言: 故人が自筆で作成し、自宅などで保管している場合があります。
- 公正証書遺言: 公証役場で公証人が作成し、その原本は公証役場に保管されます。検索制度もあるため、最寄りの公証役場で確認が可能です。
- 法務局で保管されている自筆証書遺言: 2020年7月から始まった制度で、法務局で保管を依頼していた自筆証書遺言です。
遺言書が見つかった場合、自筆証書遺言は家庭裁判所での「検認」が必要となることがあります。検認をせずに開封したり、内容を実行したりすると、過料の対象となる可能性があるため注意が必要です。公正証書遺言や法務局保管の自筆証書遺言は、検認の必要はありません。
遺言書がない場合は、法定相続人全員で遺産分割協議を行うことになります。
相続人の確定
遺言書がない場合や、遺言書があっても遺産分割協議が必要な場合は、まず誰が相続人になるのかを正確に確定する必要があります。これを「相続人の確定」と呼びます。
法定相続人の範囲と順位は民法で定められており、故人との関係性によって決まります。配偶者は常に相続人となり、それ以外の相続人は以下の順位で優先されます。
- 第一順位: 故人の子(子が既に亡くなっている場合は孫などの直系卑属)
- 第二順位: 故人の父母(父母が既に亡くなっている場合は祖父母などの直系尊属)
- 第三順位: 故人の兄弟姉妹(兄弟姉妹が既に亡くなっている場合は甥姪)
相続人を確定するためには、故人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本、そして相続人全員の現在の戸籍謄本などを取得し、家族関係をたどる必要があります。複雑なケースや、代襲相続(子が亡くなっている場合に孫が相続人になるなど)が発生する場合は、専門家である弁護士や司法書士に相談することを検討しましょう。
遺産分割協議の開始
相続人が確定し、遺言書がない、または遺言書では分け方が指定されていない財産がある場合、相続人全員で遺産の分け方を話し合う「遺産分割協議」を開始します。
遺産分割協議の目的は、故人の遺産をどのように分けるかについて、相続人全員が合意することです。この話し合いは、通常、相続人代表者が主導して行い、故人の財産目録や相続人全員の意向を考慮しながら進めます。
協議がまとまったら、その内容を「遺産分割協議書」として書面に残すことが非常に重要です。遺産分割協議書は、不動産の名義変更や預貯金の払い戻しなど、その後の各種手続きで必要となる公的な書類です。署名・押印は相続人全員が行い、実印の押印と印鑑証明書の添付が求められます。
協議がまとまらない場合や、トラブルに発展しそうな場合は、早めに弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることを強くお勧めします。
銀行預金の相続手続き
故人が所有していた銀行口座は、死亡の事実を銀行が知った時点で凍結され、原則として預金の引き出しや送金ができなくなります。これは、相続財産が勝手に処分されることを防ぐための措置です。
凍結された預金を引き出す、あるいは名義変更するためには、銀行所定の相続手続きを行う必要があります。主な手順は以下の通りです。
- 銀行へ死亡の連絡: 故人の死亡を銀行に伝え、口座を凍結してもらいます。
- 必要書類の準備: 銀行によって異なりますが、一般的には以下の書類が必要です。
- 故人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本
- 相続人全員の戸籍謄本
- 相続人全員の印鑑証明書
- 遺言書または遺産分割協議書
- 預金通帳、キャッシュカード
- 相続人の本人確認書類
- 手続きの申請: 必要書類を銀行に提出し、払い戻しまたは名義変更を申請します。
預金には利息も発生するため、残高証明書を取得して、死亡日時点の正確な残高を確認することも大切です。また、葬儀費用など、当面の資金が必要な場合は、一定額であれば仮払い制度を利用できる場合があるので、銀行に相談してみましょう。
株式・証券の相続手続き
故人が株式や投資信託などの金融商品を保有していた場合も、銀行預金と同様に相続手続きが必要です。これらの手続きは、取引をしていた証券会社を通じて行います。
主な手続きは以下の通りです。
- 証券会社へ死亡の連絡: 故人の死亡を証券会社に伝え、口座を凍結してもらいます。
- 必要書類の確認・準備: 証券会社から指示される必要書類(故人の戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本、遺言書または遺産分割協議書、印鑑証明書など)を準備します。
- 手続きの申請: 相続人への名義変更、または売却して現金化するなどの手続きを申請します。
株式や投資信託は価格変動があるため、どのタイミングで売却するか、あるいは相続人が引き継ぐかについては、相続人全員で慎重に話し合うことが重要です。相続税評価額の計算も必要になるため、複雑な場合は税理士に相談することを検討しましょう。
生命保険・損害保険の手続き
故人が生命保険や損害保険に加入していた場合、受取人となっている方が保険金を請求する手続きが必要です。保険金は、死亡後すぐに必要となる葬儀費用や当面の生活費に充てられることが多いため、早めに手続きを進めましょう。
- 保険会社へ連絡: 故人の死亡を保険会社に連絡し、保険金請求に必要な書類や手続きの流れを確認します。
- 必要書類の準備:
- 保険証券
- 死亡診断書(写し可の場合が多い)
- 保険金受取人の本人確認書類、印鑑証明書
- 故人との関係を証明する戸籍謄本など
- 保険会社所定の請求書
- 保険金請求書の提出: 必要書類を添えて保険会社に提出します。
生命保険金は、一般的に「受取人固有の財産」とされ、遺産分割協議の対象にはなりません。しかし、税法上は「みなし相続財産」として相続税の課税対象となる場合があります。非課税枠が設けられていますが、それを超える場合は相続税の申告が必要になりますので、注意が必要です。損害保険についても、契約内容に応じて保険金が支払われる場合がありますので、忘れずに確認しましょう。
3ヶ月~4ヶ月以内に済ませたい主な手続き
死亡後3ヶ月から4ヶ月は、相続に関する重要な税務手続きや、相続放棄の検討期限が迫る時期です。特に相続税の申告は期限を過ぎるとペナルティがあるため、忘れずに対応することが求められます。
相続税の申告・納付(原則4ヶ月以内)
相続税は、故人から相続した財産が一定額を超える場合に発生する税金です。相続税の申告・納付は、故人が亡くなったことを知った日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。この期限を過ぎると、延滞税や加算税といったペナルティが課され、結果的に「損」をしてしまう可能性があるため注意が必要です。
まず、相続財産の総額が「3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」で計算される基礎控除額を超えるかどうかを確認します。この基礎控除額を超えない場合は、相続税の申告は不要です。しかし、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例といった特例を適用して税額がゼロになる場合でも、特例を適用するためには申告が必要となるケースがあります。
必要書類は、相続人の戸籍謄本、故人の戸籍謄本、遺言書(ある場合)、遺産分割協議書(ある場合)、相続財産に関する資料(不動産の評価証明書、預貯金の残高証明書、有価証券の残高証明書など)多岐にわたります。これらの書類を揃え、税務署に提出することで申告が完了します。納税は、金融機関やコンビニエンスストアなどで可能です。
もし相続財産が複雑な場合や、相続人が複数いて遺産分割がスムーズに進まない場合は、税理士に相談することをおすすめします。専門家のサポートを受けることで、正確な申告を行い、節税対策を講じることも可能になります。
所得税の準確定申告
故人が亡くなった年の1月1日から死亡日までの所得について、所得税の申告と納税を行うのが「準確定申告」です。通常の確定申告と同様に、給与所得や事業所得、不動産所得など、故人が生前に得ていたすべての所得が対象となります。
準確定申告の期限は、故人が亡くなったことを知った日の翌日から4ヶ月以内です。この手続きは、相続人が複数いる場合は、相続人全員が連署して申告するか、各相続人が個別に申告することも可能です。
必要書類としては、故人の源泉徴収票、生命保険料控除証明書、医療費の領収書、国民年金や国民健康保険の控除証明書など、確定申告で必要となる書類とほぼ同じです。これらを準備し、故人の住所地を管轄する税務署に提出します。
準確定申告を怠ると、延滞税や加算税が発生するだけでなく、還付されるはずの税金を受け取れなくなる可能性もあります。特に、故人が高額な医療費を支払っていた場合や、年金以外の所得があった場合などは、還付金が発生することが多いため、忘れずに手続きを行いましょう。
その他の重要な手続きと注意点
上記の期限が明確な手続き以外にも、不動産や自動車の名義変更、借金の相続、日常生活に関わる各種契約の解約など、忘れてはならない重要な手続きが多数存在します。これらは後回しにされがちですが、トラブルや余計な費用発生の原因となり得るため、網羅的な情報と具体的な注意点を把握しておくことが重要です。特に借金の相続は「損しない」ために非常に重要なポイントとなります。
不動産・自動車などの名義変更
故人が所有していた不動産(土地・建物)や自動車は、相続手続きによって名義変更を行う必要があります。不動産の場合、相続登記と呼ばれる手続きが必要で、法務局に申請します。自動車の場合は、運輸支局で名義変更の手続きを行います。
これらの名義変更を怠ると、将来的にその不動産や自動車を売却・処分することができなくなったり、新たな相続が発生した際に手続きがさらに複雑化したりするリスクがあります。特に不動産の相続登記は、2024年4月1日から義務化されており、正当な理由なく怠ると過料が科される可能性もあります。
必要書類は、故人の戸籍謄本や住民票の除票、相続人全員の印鑑証明書、遺産分割協議書(遺言書がない場合)、不動産の固定資産評価証明書など多岐にわたります。登録免許税などの費用も発生するため、事前に確認し、計画的に進めることが大切です。
借金や債務の相続(相続放棄の検討)
故人が残した借金や保証債務も、原則として相続の対象となります。もし故人に多額の借金があった場合、相続人がその借金を背負うことになってしまいます。このような事態を避けるために、「相続放棄」や「限定承認」という選択肢があります。
相続放棄は、故人のプラスの財産(預貯金、不動産など)もマイナスの財産(借金など)も一切相続しないことを家庭裁判所に申し立てる手続きです。相続放棄には「自己のために相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内」という厳格な期限があります。この期限を過ぎてしまうと、原則として相続放棄はできなくなります。
限定承認は、故人の借金がプラスの財産を超えない範囲でのみ相続を承認する方法です。これも3ヶ月以内という期限がありますが、相続人全員で申し立てる必要があるなど、手続きが複雑です。
これらの手続きを検討する際は、故人の財産状況を正確に把握し、必要であれば弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。期限を過ぎてしまうと、予期せぬ借金を背負うことになるため、早めの確認が重要です。
各種契約(携帯電話、インターネットなど)の解約・名義変更
故人が生前に利用していた携帯電話、インターネット回線、電気、ガス、水道などの公共料金、クレジットカード、サブスクリプションサービスなども、忘れずに解約または名義変更の手続きが必要です。
これらの契約を放置すると、サービスが継続され、利用していないにもかかわらず料金が発生し続けることになります。特に携帯電話やインターネット、クレジットカードなどは月額料金が高額になることが多く、長期間放置すると大きな負担となる可能性があります。
各契約先の窓口に連絡し、故人が亡くなった旨を伝え、解約や名義変更の手続きを進めましょう。多くの場合、死亡診断書や故人との関係を証明する書類(戸籍謄本など)が必要となります。クレジットカードの場合は、利用停止の連絡後、ハサミを入れて破棄するのが一般的です。
一つ一つの手続きは手間がかかりますが、不要な費用発生を防ぐためにも、リストアップして順次対応していくことが重要です。
手続きで「損しない」ためのポイント
大切な方を亡くされた悲しみの中で、さまざまな手続きを進めることは大きな負担です。しかし、これらの手続きを適切に行わないと、金銭的な損害を受けたり、後々のトラブルに発展したりする可能性があります。ここでは、手続きで「損しない」ための重要なポイントを解説します。
期限を守ることの重要性
死亡後の手続きには、それぞれ厳格な期限が設けられています。これらの期限を過ぎてしまうと、故人の財産を失うだけでなく、追加の税金を課されたり、法的なトラブルに巻き込まれたりするリスクがあります。
例えば、相続税の申告・納付は、故人が亡くなったことを知った日の翌日から10ヶ月以内が原則です。この期限を過ぎると、延滞税や無申告加算税といったペナルティが課され、本来支払うべき税額よりも多額の費用が発生してしまいます。また、年金受給停止の手続きを怠ると、故人への誤支給が発生し、後から返還を求められることがあります。相続放棄も3ヶ月以内という短い期間が定められており、これを過ぎると故人の借金まで引き継ぐことになりかねません。
各手続きの期限を把握し、余裕を持って準備を進めることが、損をしないための最初のステップです。
必要書類の準備と確認
死亡後の手続きには、多種多様な書類が必要です。これらの書類の準備と確認を怠ると、手続きが滞ったり、二度手間になったりする原因となります。
一般的に必要となるのは、故人の戸籍謄本(出生から死亡まで)、住民票の除票、印鑑証明書、身分証明書などです。これらは役所で取得できますが、一度に複数枚取得しておくと、様々な手続きで使い回せるため効率的です。また、金融機関や役所によっては、特定の書式や有効期限が定められている場合があるため、事前に各機関に確認することが重要です。
提出する前に、必要書類が全て揃っているか、記載内容に誤りがないかを必ず確認しましょう。特に、印鑑証明書や戸籍謄本など、再発行に手間がかかる書類は慎重に取り扱い、コピーを複数枚用意しておくことをおすすめします。
遺産分割協議で揉めないための注意点
遺産分割協議は、故人の財産を相続人全員でどのように分けるかを話し合う重要なプロセスです。しかし、感情的な対立や金銭的な欲求が絡み合い、トラブルに発展しやすい側面もあります。
円満な遺産分割協議を進めるためには、まず相続人全員が冷静に話し合える環境を整えることが大切です。故人の財産を正確に把握し、その情報を全員で共有することから始めましょう。感情的な意見のぶつかり合いは避け、相手の意見にも耳を傾ける姿勢が重要です。
もし、話し合いがまとまらない場合や、特定の相続人が協力的でない場合は、無理に解決しようとせず、弁護士などの専門家を交えて第三者の視点からアドバイスをもらうことも有効です。早期に専門家を介入させることで、感情的な対立が深まる前に解決の糸口を見つけられる可能性があります。
相続税の節税対策
相続税は、故人の遺産に対して課される税金であり、その額は決して小さくありません。しかし、適切な知識と対策があれば、相続税を節税し、手元に残る財産を増やすことが可能です。
代表的な節税対策の一つが「基礎控除」です。相続税には「3,000万円+(600万円×法定相続人の数)」という基礎控除額があり、遺産総額がこの範囲内であれば相続税はかかりません。
また、「配偶者控除」も大きな節税効果があります。配偶者が相続する財産のうち、法定相続分か1億6,000万円のいずれか多い金額までは非課税となります。さらに、自宅の敷地など特定の不動産には「小規模宅地等の特例」が適用され、評価額を最大80%減額できる場合があります。
生命保険も有効な節税対策の一つです。死亡保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠が設けられています。これらの特例や控除を最大限に活用するためには、相続財産の正確な評価と、税法に関する専門知識が必要です。複雑なケースでは、相続税に詳しい税理士に相談し、適切な申告と節税アドバイスを受けることを強くおすすめします。
専門家への相談を検討すべきケース
大切な方を亡くされた悲しみの中で、複雑な手続きを一人で進めることに不安を感じる方も少なくないでしょう。特に、相続に関する問題は専門的な知識が必要となる場面が多く、適切に手続きを進めないと「損」をしてしまうリスクもあります。ここでは、どのような状況でどの専門家へ相談を検討すべきか、それぞれの役割とメリットについて解説します。
弁護士に相談するケース
遺産相続は、時に親族間でのトラブルに発展することもあります。もし、遺産分割協議がまとまらない、相続人同士で意見が対立している、特定の相続人が遺産を独り占めしようとしている、といった争いが生じた場合は、弁護士に相談することを強くおすすめします。弁護士は、法律の専門家として相続人の代理人となり、法的な観点から解決策を提示し、交渉や調停、訴訟を通じてトラブル解決をサポートしてくれます。特に、遺留分侵害請求など、専門的な知識を要する法的請求を行う際にも弁護士の力が不可欠です。費用は依頼内容や解決までの期間によって異なりますが、着手金や成功報酬が発生するのが一般的です。
税理士に相談するケース
相続財産の評価が複雑な場合や、相続税が発生する可能性が高い場合は、税理士に相談すべきです。相続税の計算は非常に複雑で、財産の評価方法や各種控除の適用には専門知識が求められます。税理士は、故人の財産を正確に評価し、適正な相続税額を算出するだけでなく、利用可能な特例や控除を最大限に活用し、合法的な範囲で相続税の負担を軽減(節税)するためのアドバイスも行います。また、相続税の申告期限は被相続人の死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内と定められており、期限内の正確な申告のためにも税理士のサポートは有効です。費用は相続財産の規模や申告内容によって変動します。
司法書士・行政書士に相談するケース
相続手続きの中には、不動産の名義変更(相続登記)や、預貯金・株式などの金融資産の名義変更、遺言書の作成支援、戸籍謄本などの公的書類の収集代行など、法務局や役所への書類提出や申請が必要となるものが多くあります。このような手続きで困った場合は、司法書士や行政書士に相談することを検討しましょう。
司法書士は、不動産の相続登記や、裁判所への書類提出(相続放棄の申述など)を専門としています。行政書士は、遺産分割協議書の作成や、戸籍収集、各種許認可に関する書類作成・提出代行など、幅広い行政手続きの専門家です。これらの専門家に依頼することで、煩雑な書類作成や手続きを代行してもらい、時間と労力を節約することができます。費用は依頼する業務の内容や量によって異なりますが、弁護士や税理士と比較すると、比較的リーズナブルなケースが多いです。
死亡後手続きの全体像とチェックリスト
大切な方を亡くされた悲しみの中、多岐にわたる手続きを漏れなく、そして「損することなく」進めるためには、全体像を把握し、計画的に取り組むことが非常に重要です。このセクションでは、これまで解説してきた内容を総括し、手続きの全体像と、実際に活用できるチェックリストについてご案内します。
死亡後手続きの全体スケジュールとチェックリスト
死亡後の手続きは、その種類によって期限や担当部署が異なり、必要な書類も多岐にわたります。混乱しやすいこれらの情報を整理し、スムーズに進めるためには、具体的なチェックリストを活用するのが最も効果的です。
本記事でご紹介した「死亡直後」「10日以内」「1ヶ月以内」「3〜4ヶ月以内」といった区分けを参考に、各手続きの項目、期限、必要書類、そして「損しないための注意点」を一覧化したチェックリストを作成し、活用しましょう。これにより、ご自身の状況に合わせて、どの手続きが優先されるべきか、何が必要なのかが一目で分かり、抜け漏れを防ぐことができます。
このようなチェックリストは、今後の手続きを円滑に進めるための強力なツールとなります。ぜひダウンロードして印刷し、進捗状況をチェックしながらご活用ください。
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