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【迷ったらコレ】香典・お布施の封筒の選び方・書き方マナー完全ガイド

突然の訃報に接し、お通夜や葬儀、法要に参列する際、香典やお布施の封筒について、どのように準備すれば良いか迷った経験はありませんか?「香典」と「お布施」は似ているようで目的が異なり、それに伴って封筒の選び方や書き方も変わってきます。この記事では、そんな不安を抱える方のために、香典とお布施の封筒の基本的な違いから、具体的な選び方、失礼のない書き方、金額の目安、さらには「御霊前」「御仏前」といった表書きの使い分けまで、葬儀・法要の場で自信を持って対応できるよう、必要な情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、もう封筒選びで迷うことはありません。ぜひ最後までご覧ください。

香典とお布施、まずは基本の違いを知ろう

葬儀や法要の際に耳にする「香典」と「お布施」という言葉ですが、それぞれが持つ意味合いや目的は大きく異なります。この二つの違いを正しく理解することは、失礼のない対応をする上で非常に重要です。ここでは、香典とお布施の基本的な違いについて解説します。

香典とは?

香典とは、故人の霊前に供える金品のことです。お通夜や葬儀・告別式に参列する際に、故人への供養の気持ちを示すとともに、ご遺族の経済的な負担を軽減するという相互扶助の意味合いも含まれています。元々は、お線香やお花、お米などを持ち寄っていた風習が、時代とともに現金に変わっていったものです。

お布施とは?

一方、お布施とは、読経や戒名授与など、仏事を行ってくださった僧侶への感謝の気持ちとして渡す金銭のことです。これは、お寺や僧侶に対する「お礼」や「対価」ではなく、仏道を修行する僧侶への「喜捨(きしゃ)」、つまり「感謝の心」を表すものとされています。そのため、お布施は「お礼」というよりも「お供え」に近い意味合いを持ち、お寺の維持管理や仏教の布教活動に役立てられます。

項目香典お布施
目的故人への供養、遺族への経済的援助僧侶への感謝の気持ち、お寺への寄進
対象故人(遺族)僧侶(お寺)
渡す場面お通夜、葬儀・告別式、法要葬儀、法要、開眼供養など仏事全般
宗教仏教、神道、キリスト教など(形式は異なる)仏教
法的な位置づけ贈与(非課税)喜捨(非課税)

このように、香典と御布施は、渡す相手や目的、そしてその背景にある意味が根本的に異なります。この違いを理解することが、適切な封筒選びやマナーに繋がります。

香典とは?

香典とは、故人の霊前に供える金品のことです。元々は線香や花の代わりに供えられたもので、故人の冥福を祈る気持ちを表すとともに、ご遺族の経済的負担を少しでも軽減するための相互扶助の意味合いも含まれています。

葬儀や通夜の際に持参し、不祝儀袋に入れて渡すのが一般的です。香典は仏教だけでなく、神道やキリスト教など、様々な宗教・宗派において、故人を悼み、遺族を慰めるために用いられます。ただし、宗教によっては「御玉串料」や「御花料」など、表書きや包み方が異なる場合があるため注意が必要です。

お布施とは?

お布施とは、葬儀や法要で読経していただいた僧侶へのお礼として渡す金銭のことです。しかし、単なる「お礼」というだけでなく、仏教においては「布施」という修行の一つであり、自分の財物を惜しみなく差し出すことで、自らの執着を捨てるという意味合いも含まれています。

お布施は、故人の供養をお願いするとともに、仏様や寺院への感謝の気持ちを表すものです。そのため、香典のように「故人への弔慰」や「遺族への支援」とは目的が異なります。香典が遺族に対して渡されるのに対し、お布施は仏様への供養を通じて僧侶に渡されるものと理解しておきましょう。金額についても、香典が故人との関係性や地域相場によって決まるのに対し、お布施は「感謝の気持ち」を表すものであり、明確な対価ではありません。

香典の封筒(不祝儀袋)の選び方と書き方

香典を包む際に使用する封筒は「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」と呼ばれ、その種類は多岐にわたります。故人やご遺族に対し失礼のないよう、適切な不祝儀袋を選ぶことが大切です。ここでは、不祝儀袋の選び方と書き方の基本について解説します。

水引の種類と色

不祝儀袋には、水引がかけられています。水引は「結び方」と「色」によって意味合いが異なり、弔事では「不幸が二度と起こらないように」という願いが込められた結び方を選びます。

  • 結び切り・あわじ結び: 弔事では、一度結ぶと簡単に解けない「結び切り」や、結び切りを複雑にした「あわじ結び」の水引を使用します。これは、不幸が繰り返されないようにという願いが込められているためです。
  • : 水引の色は、一般的に「黒白」が最も多く使われます。その他、より丁寧な印象を与える「双銀(そうぎん)」や、金額が少額の場合や一部地域では「黄白」が用いられることもあります。

場面別の選び方(葬儀、法要など)

不祝儀袋は、弔事の種類や包む金額によって使い分けます。

  • 通夜・葬儀: 一般的に、黒白または双銀の水引がかかった不祝儀袋を使用します。蓮の絵柄が入っているものは仏式専用なので、神式やキリスト教式の場合は、蓮の絵柄がない無地のものを選びましょう。 包む金額が3万円以上の場合は、双銀の水引を選び、より丁寧な印象を与えます。
  • 四十九日法要: 四十九日までは「御霊前」と書かれた不祝儀袋を用いますが、四十九日を過ぎると「御仏前」を使用するのが一般的です。水引は黒白または双銀を選びます。
  • 一周忌以降の法要: 一周忌以降の法要では、黒白または黄白の水引が印刷された不祝儀袋を用いることが多くなります。地域によっては、黄白の水引が通年で使われることもあります。

迷った場合は、黒白の水引で蓮の絵柄がない無地の不祝儀袋を選んでおけば、多くの宗派や場面に対応できるでしょう。

香典袋の種類と使い分け

香典袋(不祝儀袋)は、故人への弔意を表す大切なものです。種類が豊富にあり、状況や宗教、金額によって適切なものを選ぶ必要があります。ここでは、香典袋の選び方を詳しく解説します。

水引の種類と色

香典袋を選ぶ上で最も重要なのが水引です。水引は、袋に結ばれた飾り紐のことで、その種類や色には意味があります。

  • 結び方:結び切り・あわじ結び
    • 香典には、一度きりであってほしいという意味合いから、「結び切り」または「あわじ結び」の水引が用いられます。これらは一度結ぶと簡単にほどけない結び方です。
    • 蝶結びは「何度でも繰り返したい」という意味合いがあるため、弔事には不適切です。
  • 色:黒白・双銀・黄白
    • 黒白の水引:最も一般的で、仏式、神式、キリスト教式を問わず、幅広い弔事に使えます。
    • 双銀(銀一色)の水引:高額の香典(一般的に5万円以上が目安)を包む際に用いられる、より丁寧な印象の水引です。
    • 黄白の水引:主に関西地方で使われることが多く、法事や法要、または神式の一部で用いられます。地域性が強いので、迷ったら黒白を選ぶと良いでしょう。

場面別の選び方(葬儀、法要など)

水引の種類だけでなく、香典袋のデザインや包む金額によっても選び方が異なります。

  • 一般的な葬儀・告別式
    • 金額が少額(~5千円程度)の場合:水引が印刷された簡易的な香典袋や、白無地の封筒でも問題ありません。
    • 金額が1万円~3万円程度の場合:黒白の水引が実際に結ばれているタイプが一般的です。蓮の花が描かれた仏式用のものもありますが、宗派が不明な場合は無地のものを選ぶと安心です。
    • 金額が5万円以上の場合:双銀の水引が結ばれた、やや格式の高い香典袋を選びましょう。
  • 法要(四十九日、一周忌など)
    • 一般的に、葬儀と同じく黒白の水引の香典袋を使用します。地域によっては黄白の水引を用いることもあります。
    • 表書きは「御仏前」となることが多いため、宗派に合わせたデザインを選ぶと良いでしょう。
  • 神式・キリスト教式
    • 神式:黒白または双銀の水引が結ばれた無地の香典袋を使用します。蓮の花が描かれたものは仏式用なので避けてください。
    • キリスト教式:水引のない白無地の封筒が一般的です。十字架や百合の花がデザインされた専用の封筒もあります。

香典袋はコンビニエンスストアや文具店、スーパーなどで購入できます。迷った場合は、店員に「葬儀で渡す香典袋」と伝え、金額の目安を伝えると適切なものを選んでもらえるでしょう。

香典袋の正しい書き方

香典袋は、故人への弔意を表す大切なものです。失礼のないように、正しい書き方を身につけておきましょう。

表書きの基本(御香典、御霊前、御仏前など)

香典袋の表書きは、故人の宗派や時期によって使い分けが必要です。一般的には、水引の上段中央に「御香典」と書くのが無難とされています。仏式では「御霊前」と書くことが多いですが、浄土真宗では「御仏前」を使用します。キリスト教では「御花料」や「お花料」、神道では「御玉串料」「御榊料」などを用います。

なお、通夜・葬儀では「悲しみの涙で墨が薄くなった」という意味を込めて、薄墨で書くのがマナーです。法事・法要では濃い墨で書いても問題ありません。

氏名・住所の書き方

香典袋の氏名は、水引の下段中央にフルネームで書きます。夫婦連名の場合は、夫の氏名を中央に、その左隣に妻の名前のみを記載します。兄弟や会社関係で複数名が連名にする場合は、目上の人から順に右から書きましょう。4名以上になる場合は、代表者の氏名を書き、その左に「外一同」と記し、別紙に全員の氏名と金額を記載して中袋に入れます。

香典袋に中袋がある場合は、中袋の裏面に郵便番号、住所、氏名を記載します。中袋がない場合は、香典袋の裏面左下に住所と氏名を書きましょう。

金額の書き方(旧字体・漢数字)

香典の金額は、中袋の表面中央に旧字体(大字)の漢数字で記載するのが正式なマナーです。これは、後で金額を改ざんされることを防ぐためです。例えば、壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、萬(万)などを使用します。「金〇圓也」と書くのが一般的です。

例:

  • 3,000円の場合:「金参仟圓也」
  • 5,000円の場合:「金伍仟圓也」
  • 10,000円の場合:「金壱萬圓也」

また、4や9といった数字は「死」や「苦」を連想させるため、避けるのが一般的です。

香典の金額相場

香典の金額は、故人との関係性や自身の年齢によって大きく異なります。故人への敬意を表す大切な要素の一つですが、相場を大きく外れるとかえって相手に気を遣わせてしまう可能性もあります。ここでは、一般的な関係性に応じた香典の金額相場をまとめました。

関係性金額相場
5万円~10万円
兄弟・姉妹3万円~5万円
祖父母1万円~3万円
その他の親戚5千円~2万円
友人・知人5千円~1万円
会社関係(上司)5千円~1万円
会社関係(同僚)5千円~1万円
近所の方3千円~1万円

金額を決める際のポイント

  • 故人との関係性の深さ: 血縁関係が近いほど高額になる傾向があります。
  • 自身の年齢: 年齢が上がるにつれて、金額も高くなるのが一般的です。
  • 地域の慣習: 地域によっては、特定の金額帯が一般的とされている場合があります。
  • 連名の場合: 複数人で香典を出す場合は、一人あたりの負担額を考慮して決めましょう。

香典は「香典返し」という形で返礼されることが多いため、あまりにも高額な香典は相手の負担になることもあります。無理のない範囲で、故人への感謝の気持ちを込めて用意することが大切です。また、偶数や「4」「9」といった数字は避けるのがマナーとされていますので注意しましょう。

お布施の封筒の選び方と書き方

お布施は、葬儀や法要でお世話になる僧侶への感謝の気持ちを表すもので、香典とは性質が異なります。そのため、封筒の選び方や書き方にも香典とは異なるマナーが存在します。ここでは、お布施を渡す際に知っておきたい封筒の選び方と正しい書き方について解説します。

お布施の封筒の種類

お布施の封筒には、香典のような水引がついた不祝儀袋は使用しません。一般的に、以下のいずれかの封筒が用いられます。

白封筒が基本

お布施は、感謝の気持ちを包むものであるため、郵便番号欄のない白い無地の封筒を使用するのが一般的です。これは、お布施が「お礼」であり、弔事の「お悔やみ」とは異なる意味合いを持つためです。二重封筒は「不幸が重なる」ことを連想させるため、避けるのがマナーとされていますが、地域によっては特に気にしない場合もあります。心配な場合は、一重の白封筒を選ぶと良いでしょう。

地域や寺院による違い

白い封筒が一般的ですが、より丁寧な形で渡したい場合は、奉書紙(ほうしょがみ)に包んでから白封筒に入れる、または奉書紙自体を封筒のように折って使用することもあります。奉書紙は、和紙の一種で、格式高い場面で用いられることが多く、より丁重な印象を与えます。

また、地域や寺院によっては、特定の封筒が用意されている場合や、白封筒以外でも問題ないとされることもあります。不安な場合は、事前に葬儀社や寺院に確認することをおすすめします。

お布施の封筒の書き方

お布施の封筒は、香典袋とは異なる書き方のマナーがあります。薄墨ではなく、濃い墨の筆や筆ペンを使用するのが一般的です。

表書きの基本(御布施、お礼など)

封筒の表書きは、中央上部に「御布施」と記載するのが最も一般的です。その他にも、以下のような表書きが用いられます。

  • 御布施(おふせ):最も一般的な表書き。
  • お布施:ひらがな表記も可。
  • 御経料(おきょうりょう):お経をあげていただいたことへの感謝。
  • 御回向料(ごえこうりょう):故人の供養(回向)をしていただいたことへの感謝。
  • 御礼(おれい):特定の目的がない場合や、感謝の気持ちを伝えたい場合。

これらの表書きは、封筒の中央上部に少し大きめに書きます。

氏名・住所の書き方

氏名は、表書きの真下、中央にフルネームで書きます。連名で渡す場合は、中央に代表者の氏名を書き、その左横に他の人の氏名を書きます。夫婦の場合は、中央に夫の氏名を書き、その左横に妻の名前のみを書くのが一般的です。

裏面には、氏名と住所、電話番号を記載します。これは、寺院側が誰からのお布施であるかを確認できるようにするためです。裏面の左下あたりに縦書きで、郵便番号から住所、氏名、電話番号の順に丁寧に記入しましょう。

お布施の金額相場

お布施の金額は、香典のように明確な相場があるわけではなく、地域や宗派、寺院との関係性、法要の内容によって大きく異なります。お布施は「読経や戒名をいただいたことへの感謝の気持ち」として渡すものであり、サービスの対価ではないという考え方が基本です。

一般的には、葬儀一式で15万円〜50万円程度、法要では3万円〜5万円程度が目安とされていますが、これらはあくまで参考です。地域によっては、お布施の目安が決まっている場合もあります。

迷った場合は、親族や地域の年長者に相談するか、葬儀社に尋ねてみるのも一つの方法です。ただし、寺院に直接「おいくら包めばよろしいですか?」と尋ねるのは失礼にあたる場合があるため、「皆様はどのくらいお包みしていらっしゃいますか」など、間接的に尋ねるように工夫しましょう。

お布施の封筒の種類

お布施は、葬儀や法要でお世話になる僧侶への感謝の気持ちを表すものです。香典とは異なり、弔事の香典袋(不祝儀袋)とは異なる封筒を用いるのが一般的です。ここでは、お布施にふさわしい封筒の種類について解説します。

白封筒が基本

お布施を入れる封筒は、基本的に白無地の封筒を選びます。具体的には、郵便番号の枠がない、無地の白い封筒が最も一般的です。市販されているポチ袋のような小さな白封筒でも問題ありませんが、お札が折らずに入れられるサイズが望ましいでしょう。

また、不幸が重なることを連想させるため、二重になっている封筒(二重封筒)は避けるのがマナーです。一重の白い封筒か、奉書紙(ほうしょがみ)と呼ばれる上質な和紙で包むのが丁寧な渡し方とされています。奉書紙で包む場合は、半紙でお金を包んでから奉書紙で外包みをするのが正式な作法です。

地域や寺院による違い

お布施の封筒については、白無地の封筒が基本とされていますが、地域や宗派、あるいは菩提寺の考え方によって異なる慣習がある場合もあります。例えば、中には「水引が付いていても構わない」とする寺院や地域もごく稀に存在します。

そのため、もし不安な場合は、事前に葬儀社や親族、または直接お寺に確認してみるのが最も確実です。ただし、一般的には白無地の封筒が失礼にあたることはありませんので、迷った際は無地の白封筒を選んでおけば安心です。

お布施の封筒の書き方

お布施は、香典とは異なる意味合いを持つため、封筒の書き方にも違いがあります。ここでは、失礼のないようにお布施を準備するための正しい書き方について解説します。

表書きの基本(御布施、お礼など)

お布施の封筒の表書きは、香典袋のように複雑な使い分けはほとんどありません。一般的には「御布施」と記載します。これは、読経や戒名に対する感謝の気持ちを表すものです。

また、お布施とは別に、僧侶に渡す「お車代」や「御膳料」を包む場合もあります。これらの表書きは以下の通りです。

  • 御布施(おふせ): 僧侶への感謝の気持ちとして、読経や戒名などに対してお渡しするもの。
  • 御車代(おくるまだい): 僧侶が自宅や斎場まで足を運んでくださった際の交通費としてお渡しするもの。
  • 御膳料(おぜんりょう): 法要後の会食に僧侶が同席しない場合にお渡しするもの。

香典袋では薄墨を使用することが一般的ですが、お布施は「不幸事への弔意」ではなく「感謝の気持ち」を表すものであるため、濃い墨の筆や筆ペンで、楷書で丁寧に書きましょう。

氏名・住所の書き方

お布施の封筒には、施主の氏名と住所を記載します。

  • 表面: 表書きの下に、施主の氏名をフルネームで書きます。連名で包む場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側に他の氏名を並べて記載します。
  • 裏面: 金額を記載する欄がある場合はそこに金額を、ない場合は裏面の左下に、氏名と住所を記載します。中袋がある場合は、中袋に氏名、住所、金額を記載し、外袋の裏面には何も書かなくても構いません。

いずれの場合も、丁寧に楷書で記入することを心がけましょう。

お布施の金額相場

お布施の金額は、香典のように明確な相場があるわけではなく、感謝の気持ちを表すものとして、地域や寺院との関係性、法要の種類によって変動します。しかし、一般的な目安を知っておくことで、準備がしやすくなります。

以下に、法要の種類別のお布施の金額相場をご紹介します。

法要の種類金額相場
葬儀・告別式20万円~50万円
四十九日法要3万円~5万円
一周忌法要3万円~5万円
三回忌以降の年忌法要1万円~5万円
お盆・お彼岸5千円~1万円
開眼供養・閉眼供養3万円~5万円

これらの金額はあくまで目安であり、寺院の格式や地域によって異なる場合があります。また、お布施は感謝の気持ちを表すものであるため、無理のない範囲で包むことが大切です。もし金額に迷う場合は、直接寺院に尋ねるか、葬儀社に相談してみるのも良いでしょう。

「御霊前」「御仏前」など、表書きの使い分け

香典袋の表書きは、故人の宗教や、いつ渡すかによって使い分けが必要です。間違った表書きを選んでしまうと、遺族に失礼にあたる可能性もあるため、事前に確認し、適切なものを選ぶようにしましょう。

宗派による違い

「御霊前」と「御仏前」は、どちらも故人への供養の気持ちを表す表書きですが、宗派によって使い分けが異なります。

多くの仏教宗派では、故人が亡くなってから四十九日までは「霊」としてこの世に留まると考えられているため、「御霊前」を使用します。しかし、浄土真宗では「人は亡くなるとすぐに仏になる」という教えがあるため、「御霊前」は使わず、通夜や葬儀の際も「御仏前」または「御香典」とします。

また、仏教以外の宗教の場合、表書きは以下のようになります。

  • 神道: 「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」「御神前(ごしんぜん)」など
  • キリスト教: 「お花料」「献花料」「御ミサ料(カトリックの場合)」など

故人の宗派が不明な場合は、宗教を問わず使える「御香典」を選ぶのが無難です。

タイミングによる違い

故人の魂が仏になる時期、つまり四十九日を境に表書きを使い分けるのが一般的です。

  • 四十九日前(通夜、葬儀、初七日など): この期間は、故人の魂がまだ「霊」として存在していると考えられているため、「御霊前」を使用します。
  • 四十九日以降(四十九日法要、一周忌以降の法要など): 四十九日を過ぎると、故人の魂は成仏して「仏」になるとされるため、「御仏前」を使用します。

ただし、浄土真宗の場合は、前述の通り時期にかかわらず「御仏前」または「御香典」を使用します。宗派が不明で迷う場合は、通夜や葬儀では「御香典」とするのが最も間違いが少ないでしょう。

地域や宗派による特有のマナー

香典やお布施の封筒に関するマナーは、全国一律というわけではありません。地域性や信仰している宗派によって、表書きや水引の種類、さらには渡すタイミングなどに特有の慣習が存在します。故人やご遺族の意向を尊重し、失礼のないようにするためにも、事前に確認しておくことが大切です。

例えば、関西地方の一部では、香典の表書きに「御佛前」を葬儀の段階から使用することが一般的とされる場合があります。これは、浄土真宗の教えに基づき、故人は亡くなるとすぐに仏になるという考え方があるためです。一方で、多くの宗派では四十九日までは「御霊前」を使用し、四十九日以降の法要から「御仏前」に切り替えるのが一般的です。

また、水引の色や本数についても、地域や宗派によって微妙な違いが見られることがあります。一般的には黒白の水引が用いられますが、一部地域では黄白の水引が使用されることもあります。特に法要の際には、黄白の水引が用いられるケースも増えてきます。

お布施に関しても、白無地の封筒が一般的ですが、地域によっては奉書紙で包むのが丁寧とされたり、特定の寺院で推奨される形式があったりします。

もし、ご自身の参列する葬儀や法要が、慣れない地域や宗派で行われる場合は、事前に親族や地域の詳しい方に確認するか、葬儀社の担当者に相談することをおすすめします。地域の慣習に合わせた対応をすることで、故人を偲ぶ気持ちをより適切に伝えることができるでしょう。

渡す際の注意点とマナー

香典やお布施を渡す際は、故人や遺族、そして僧侶への敬意を示すためにも、いくつかのマナーを守ることが大切です。ここでは、特に重要な袱紗(ふくさ)の使い方と、渡すタイミング・方法について解説します。

袱紗の使い方

袱紗は、香典やお布施の封筒を汚したり折れたりしないように保護し、相手への敬意を表すためのものです。弔事においては、いくつかのマナーがあります。

  • 色と種類: 弔事では、寒色系(紺、緑、グレーなど)の袱紗を選びましょう。紫色は慶弔どちらにも使えるため便利です。慶事用の赤やピンク、華やかな柄のものは避けましょう。形は台付き袱紗や爪付き袱紗が一般的ですが、包むタイプのものでも構いません。
  • 包み方: 香典袋は袱紗の中央に置き、まず右側を折り、次に下、上を折ります。最後に左側を折って包み込みます。慶事とは逆の「左開き」にするのがマナーです。
  • 渡し方: 受付で渡す際は、袱紗から香典袋を取り出し、畳んだ袱紗の上に香典袋を置いて、相手から見て表書きが正面になるように向きを変えて差し出します。お布施も同様に、僧侶に手渡す際に袱紗の上に置いて差し出すのが丁寧です。

渡すタイミングと方法

香典とお布施では、渡すタイミングや相手が異なります。

  • 香典の場合:
    • タイミング: お通夜または告別式の受付で渡します。受付がない場合は、遺族の方に直接手渡しても問題ありません。
    • 方法: 受付の方に「この度はご愁傷様でございます」など、お悔やみの言葉を添えて、袱紗から取り出した香典袋を両手で差し出します。
  • お布施の場合:
    • タイミング: 葬儀・法要が終わった後、僧侶が帰られる前にお渡しするのが一般的です。僧侶が到着された際や、法要が始まる前にお渡しする場合もあります。
    • 方法: 僧侶へ直接、「本日はありがとうございました。心ばかりではございますが、お納めください」などと感謝の言葉を添えて、袱紗の上に乗せたお布施を両手で差し出します。お車代や御膳料を渡す場合も、お布施と同時に、それぞれ別の封筒に入れて渡すと丁寧です。

香典・お布施に関するQ&A

ここでは、香典やお布施に関するよくある疑問とその回答をまとめました。いざというときに慌てないよう、ぜひ参考にしてください。

Q1. 結婚式のご祝儀袋は使える?

結婚式で使うご祝儀袋と、葬儀・法要で使う香典袋(不祝儀袋)は、決して使い回しできません。 ご祝儀袋は慶事用であり、水引の色(紅白や金銀)、結び方(結び切りやあわじ結び)が異なります。不祝儀袋は弔事用であり、水引は黒白や黄白、銀色で「結び切り」が基本です。用途が真逆であるため、混同しないよう注意しましょう。

Q2. 香典袋の金額の書き方は?

香典袋に書く金額は、旧字体(大字)の漢数字で記載するのがマナーです。これは、後から数字を改ざんされることを防ぐ意味合いがあります。例えば、「壱」「弐」「参」といった文字を使用します。金額の前に「金」、後に「圓也」と添えるのが丁寧です。また、「四」や「九」といった数字は「死」や「苦」を連想させるため、避けるのが一般的です。

Q3. お布施に領収書は必要?

お布施は、読経や戒名に対する対価ではなく、僧侶への感謝の気持ちや寺院への寄付といった性質を持つため、原則として領収書は発行されません。 ただし、確定申告で宗教法人への寄付金控除を受ける場合など、特別な事情がある場合は寺院に相談すれば発行してもらえることもあります。事前に確認するようにしましょう。

Q4. 喪主側になった場合、香典・お布施はどうする?

喪主側の場合、香典は参列者から受け取る立場になります。自身が香典を出す必要はありません。一方、お布施は僧侶に読経や戒名をいただいたことへのお礼として、喪主が渡す側になります。葬儀社を通じて手配した場合でも、お布施は喪主から直接、僧侶に渡すのが一般的です。お車代や御膳料も同様に用意し、渡しましょう。

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