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2025年11月28日
これで安心!葬儀のプロが教える、お棺に入れて良いもの・悪いものリスト

最愛の人との別れは、誰もが経験する辛い出来事です。大切な方の旅立ちを、心穏やかに見送りたい。その想いを叶えるために、お棺に入れる「副葬品」は非常に重要な役割を果たします。しかし、何を入れれば良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、葬儀のプロが教える、お棺に入れて良いもの、悪いもの、宗派別のマナー、火葬場での注意点などを詳しく解説します。この記事を読めば、故人への感謝の気持ちを込めて、後悔のないお別れができるでしょう。
副葬品とは? なぜ大切なの?
最愛の方との最後のお別れの準備を進める中で、「副葬品」について悩まれる方は少なくありません。副葬品とは、ご遺体と一緒に棺におさめられる品々のことを指します。故人の愛用品や思い出の品、感謝の気持ちを込めた手紙などを棺に入れることで、故人への最後のメッセージとして、また、安らかな旅立ちを願う気持ちを形として表すことができます。
副葬品は、故人への深い愛情と敬意を示すための大切な手段です。遺族が故人のために選び、心を込めて棺に納めることで、故人との思い出を改めて振り返り、感謝の気持ちを伝えることができます。そのため、故人が生前愛用していたものや、故人が喜ぶであろうものを慎重に選ぶことが大切です。
しかし、副葬品には入れて良いものと、そうでないものがあります。これらは、火葬の際に問題を起こさないため、また、故人を尊ぶためのマナーとして定められています。次のセクションでは、具体的にどのようなものが棺に入れて良いのか、また、どのようなものが避けるべきなのかを詳しく解説していきます。
お棺に入れて良いもの:故人の想いをカタチに
最愛の故人との最後のお別れに際し、その旅立ちにふさわしい品々をお棺に納めたいと願うのは、ご遺族にとって自然なことです。副葬品は、故人への感謝の気持ちや、共に過ごした思い出を形にして伝えるための大切な手段となります。ここでは、お棺に入れて良いとされる代表的な品々と、それぞれの選び方のポイントについて詳しく解説します。
故人の愛用品
故人が生前愛用していた品々は、故人らしさを感じさせ、思い出を偲ぶ上で非常に適しています。例えば、愛読していた本、趣味で使っていた道具、お気に入りの衣服や小物などが挙げられます。ただし、素材によっては火葬の妨げとなる場合があるため、後述の「お棺に入れてはいけないもの」も併せてご確認ください。故人が大切にしていたものを選択することで、故人への敬意と愛情を表現することができます。
手紙やメッセージ
故人への感謝の気持ちや、伝えきれなかった想いを綴った手紙やメッセージは、副葬品として最も一般的で、故人にとっても嬉しい贈り物となるでしょう。便箋に心を込めて書いた手紙は、故人が安らかに旅立つための励ましとなります。具体的な書き方については、後ほど詳しく解説します。
写真
故人の遺影写真はもちろんのこと、ご家族やご友人との楽しかった思い出の写真などを入れることもできます。特に、故人が元気だった頃の笑顔の写真や、大切な人たちとの集合写真などは、故人の旅立ちを温かく見守る力となるでしょう。ただし、写真の枚数が多すぎると火葬の妨げになる可能性があるため、数枚に絞るのが一般的です。
花
お棺に花を添えることは、古くから行われている供養の一つです。清らかな花は、故人の魂を慰め、その旅路を彩るものとされています。一般的には、白い菊や、故人の好きだった花を選ぶことが多いです。ただし、トゲのある花や、香りの強すぎる花、燃えにくい素材の花は避けた方が良いでしょう。具体的には、バラのトゲや、カサブランカのような香りの強い花、ドライフラワーや造花などは避けるのがマナーとされています。
その他:食べ物、飲み物、趣味の品など
故人が生前好きだった食べ物や飲み物を少量お供えすることも、故人を偲ぶ一助となります。お酒やタバコ、お菓子などが挙げられます。ただし、これらも燃え残る可能性や、火葬炉を傷める可能性があるため、少量にとどめることが重要です。また、故人が熱中していた趣味の品(例:ゴルフのティー、釣り具の一部、手編みのマフラーなど)を小さくして入れることも、故人を偲ぶ上で喜ばれることがあります。しかし、金属製のものやプラスチック製品、ガラス製品などは避ける必要があります。
お棺に入れてはいけないもの:火葬のルールとマナー
前章では、故人の愛用品など、お棺に入れて良いものについて解説しました。しかし、何でも入れて良いわけではありません。火葬を安全かつスムーズに行うためには、入れてはいけないものがいくつか存在します。ここでは、お棺に入れてはいけないものの具体例と、その理由について詳しく解説します。
燃えないもの
ガラス製品、陶器、金属製品(ゴルフクラブ、仏具の一部、メガネ、装飾品など)は、燃え残ってしまい、火葬炉を傷つけたり、他の遺骨を汚染したりする可能性があります。これらの品々は、火葬炉の故障の原因にもなりかねないため、原則として棺には入れられません。
危険物
リチウムイオン電池を含むもの(スマートフォン、携帯ゲーム機、電子タバコなど)、スプレー缶、ライター、化学薬品などは、火災や爆発の危険性があるため、絶対に入れてはいけません。これらは、火葬中に予期せぬ事故を引き起こす可能性があります。
金属類
ペースメーカーなどの医療機器は、内部に金属や電池が含まれているため、火葬前に取り外す必要があります。これは、爆発を防ぐための重要な処置です。
プラスチック製品
プラスチック製品は、燃焼時に有害物質を発生させたり、燃え残ったりすることがあります。CD、DVD、プラスチック製のおもちゃ、ペットボトルのキャップなども、原則として棺に入れることはできません。例外的に、燃焼しやすい素材や少量であれば許容される場合もありますが、事前に火葬場へ確認することが重要です。
その他
革製品やビニール製品、厚手の布製品なども、燃え残ったり、有害物質を発生させたりする可能性があるため、避けるのが一般的です。故人の思い出の品であっても、火葬に適さないものは、お別れの気持ちを込めて別の形で残すことを検討しましょう。
宗派による違い:それぞれのマナー
副葬品に関する考え方は、宗教や宗派によって異なります。故人の信仰や、ご遺族の慣習に合わせることが大切ですが、ここでは仏教、神道、キリスト教の主な宗派における一般的なマナーをご紹介します。
仏教
仏教では、故人が極楽浄土へ旅立つための準備として、副葬品を棺に納めることがあります。ただし、宗派によって考え方が異なる場合もありますが、一般的には故人が生前愛用していたものや、思い出の品、故人に宛てた手紙などが選ばれます。燃えにくいものや、火葬の妨げになるものは避けるべきとされています。例えば、プラスチック製品や金属類、ガラス製品などは避けるのが一般的です。
神道
神道では、故人の御霊(みたま)が安らかに旅立つことを願って、副葬品を納めます。仏教と同様に、故人が生前愛用していたものや、思い出の品、故人に宛てた手紙などが選ばれることが多いです。ただし、神道では「穢れ」を嫌う考え方があるため、故人の愛用品であっても、あまりにも個人的なものや、不浄とみなされる可能性のあるものは避けた方が良いとされる場合もあります。また、燃えにくいものや、火葬の妨げになるものは避けるべきという点は仏教と同様です。
キリスト教
キリスト教では、副葬品に対する考え方は比較的自由ですが、カトリックとプロテスタントで若干の違いが見られることもあります。一般的には、故人が生前愛用していたものや、思い出の品、故人に宛てた手紙などが選ばれます。ただし、仏教や神道ほど厳格な決まりはありませんが、やはり燃えにくいものや、火葬の妨げになるものは避けるべきとされています。教会や宗派によっては、特定の副葬品を推奨したり、避けたりする場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。
その他の宗教・宗派
上記以外にも、様々な宗教や宗派が存在し、それぞれに副葬品に関する独自の考え方やマナーがあります。例えば、創価学会では、故人の愛用品や手紙などを納めることが一般的ですが、派手な装飾品や燃えにくいものは避ける傾向があります。無宗教の場合や、特定の宗教に属していない場合は、ご遺族で相談して、故人を偲ぶのにふさわしいものを選ぶことができます。いずれの場合も、最終的には火葬場のルールや、葬儀社の方針に従うことが重要です。
火葬場での注意点:スムーズな火葬のために
ここからは、お棺に入れる副葬品について、火葬場での具体的なルールや注意点を確認していきましょう。故人との最後のお別れを心穏やかに迎えるためにも、これらの点を理解しておくことが大切です。
副葬品の量
火葬場のルールとして、副葬品の「量」は非常に重要視されます。あまりにも多くの副葬品をお棺に詰め込むと、火葬に時間がかかったり、不完全燃焼の原因となったりすることがあります。特に、綿や布、紙製品などを大量に入れると、燃え残ってしまう可能性が高まります。一般的には、お棺の半分から3分の2程度を目安とし、骨壷に収まる範囲で、故人が本当に大切にしていたものを厳選することをおすすめします。燃えにくいものを多く入れる場合は、事前に火葬場の担当者に相談しておくと安心です。
素材
副葬品として選ぶ素材には、火葬への影響を考慮する必要があります。燃えにくい素材や、火葬炉を傷つける可能性のあるものは避けるべきです。具体的には、以下のような素材のものは原則として入れることができません。
- 金属類: 金属製のアクセサリー、ゴルフクラブ、カメラ、メガネ、バッテリー(携帯電話、リモコンなど)は、火葬炉の破損や故障の原因となるため、絶対に入れないでください。
- ガラス製品・陶磁器: 故人の愛用していた食器や、ガラス製の記念品なども、燃え残ったり、破片が火葬炉にダメージを与えたりする可能性があるため、避けるべきです。
- プラスチック製品: ペットボトル、プラスチック製のおもちゃ、ゴルフクラブのヘッドなども、燃え残ったり、有害物質を発生させたりする可能性があるため、入れることはできません。
- 燃えにくいもの: 分厚い本、革製品、ビニール製品、厚手の衣類なども、大量に入れると燃え残りの原因となります。少量であれば許可される場合もありますが、事前に確認が必要です。
形状
副葬品の「形状」も、火葬の進行に影響を与えることがあります。例えば、以下のような形状のものは避けるべきです。
- かさばるもの: 大きすぎるぬいぐるみや、形状が複雑で燃えにくいもの、お棺のスペースを占領しすぎるものは、火葬の効率を悪くします。
- 爆発・燃焼の危険があるもの: 携帯電話やバッテリー、スプレー缶、ライターなどは、内部の化学物質が爆発したり、急激に燃焼したりする危険性があるため、絶対に入れないでください。たとえ故人が愛用していたとしても、安全のため、これらの物品は取り出すようにしましょう。
これらのルールは、火葬炉の性能や安全性を保ち、また、故人の遺骨をきれいに残すために定められています。不明な点があれば、必ず葬儀社や火葬場の担当者に事前に確認するようにしてください。
手紙を書く際のポイント:故人への想いを伝える
最愛の故人へ、最後のお別れの言葉を伝えたい。そんな時、手紙やメッセージは、ご自身の気持ちを整理し、故人に直接語りかけることのできる大切な手段となります。ここでは、故人への手紙やメッセージを書く際の構成、具体的な文例、そして注意点について詳しく解説します。あなたの言葉で、故人への深い感謝と愛情を伝えてください。
手紙の構成
故人への手紙は、形式にとらわれすぎず、あなたの素直な気持ちを綴ることが最も大切です。しかし、構成を意識することで、より伝えたいことが明確になり、読み返す際にも心に響くものとなるでしょう。一般的には、以下の流れで構成すると良いでしょう。
- 宛名: 故人の名前を呼びかけます。「〇〇へ」「お父さんへ」など、普段呼んでいた呼び方で構いません。
- 導入: 久しぶりに手紙を書くことへの戸惑いや、伝えたいことがある旨を述べます。例えば、「お元気ですか」「突然の手紙で驚いているかもしれませんが」といった言葉で始めます。
- 故人との思い出: 故人との楽しかった思い出や、感謝しているエピソードを具体的に記述します。具体的な情景や感情を盛り込むことで、よりパーソナルなメッセージになります。
- 現在の状況や伝えたいこと: 故人が亡くなってからのご自身の近況や、故人に伝えたい現在の思い、感謝の気持ちなどを伝えます。
- 故人の冥福を祈る言葉・別れの言葉: 故人の安らかな眠りを祈る言葉や、感謝の気持ちを込めた別れの言葉で締めくくります。「安らかに眠ってください」「ありがとう」といった言葉が一般的です。
文例
以下に、故人への手紙の文例をいくつかご紹介します。ご自身の状況や故人との関係に合わせて、自由にアレンジしてください。
文例1:亡くなった親へ
〇〇(お母さん)へ
お元気ですか。突然の手紙で驚いているかもしれませんが、お母さんにどうしても伝えたくて、ペンを取りました。
お母さんが作ってくれた料理の味、いつも優しく話を聞いてくれた声が、今でも鮮明に思い出されます。私が落ち込んでいる時、いつも「大丈夫だよ」と励ましてくれて、どれだけ救われたかわかりません。あの時のお母さんの言葉に、どれだけ勇気づけられたことか。
今は、お母さんがいなくて寂しいですが、お母さんから教わったたくさんのことを胸に、精一杯生きていこうと思っています。いつも私のことを見守っていてください。そして、安らかに眠ってください。たくさんの愛情をありがとう。
心からの感謝を込めて あなたの子供より
文例2:亡くなった配偶者へ
〇〇(夫の名前)へ
あなたに、もう一度会いたくて、この手紙を書いています。あなたが旅立ってから、あっという間に時間が過ぎました。
一緒に過ごした日々は、私にとってかけがえのない宝物です。あの時、二人で笑ったこと、一緒に悩んだこと、すべてが私の大切な思い出です。あなたがいたから、私はいつも笑顔でいられました。
今はまだ、あなたなしの世界に慣れることができませんが、あなたがくれた愛を胸に、前を向いて歩んでいこうと思っています。どうか、安らかに眠ってください。ありがとう。そして、愛しています。
あなたの妻より
注意点
故人への手紙やメッセージを書く際には、いくつか注意しておきたい点があります。
- 忌み言葉に注意する: 「重ね重ね」「くれぐれも」「追って」など、不幸が重なることを連想させる忌み言葉は避けるのが一般的です。ただし、故人への個人的なメッセージの場合は、そこまで厳密に気にする必要はありません。故人との関係性を第一に考えましょう。
- 燃えにくいものは避ける: 副葬品として棺に入れる場合、燃えにくい素材(ビニール、プラスチック、金属など)の手紙やカードは避けるべきです。紙製の手紙であれば問題ありません。
- 長すぎず、短すぎず: 伝えたいことを盛り込むのは大切ですが、あまりに長すぎると、火葬の際に燃え残る原因となることがあります。かといって、短すぎても気持ちが伝わりにくくなる可能性があります。便箋1~2枚程度にまとめるのが目安です。
- 故人の名前や呼びかけ: 普段呼んでいた親しみを込めた呼びかけで問題ありません。ただし、あまりにも砕けすぎた表現や、故人が不快に思う可能性のある言葉は避けましょう。
- 印刷物について: 故人が好きだった本や雑誌などを入れる場合、ページ数が多いものや、インクが多いものは避けるべきです。手紙やメッセージカードであれば、故人の思い出に浸りながら、心を込めて綴ることができます。
まとめ:後悔のないお別れのために
これまで、副葬品とは何か、お棺に入れて良いもの・悪いもの、宗派による違い、火葬場での注意点、そして手紙の書き方まで、故人へのお見送りをより心温かく、後悔なく行うための知識を解説してまいりました。
最愛の方との別れは、人生における最も辛い経験の一つです。だからこそ、旅立ちの際の細やかな配慮が、故人への感謝の気持ちを伝え、遺された人々の心を癒すことに繋がります。副葬品選びに悩むのは、故人を深く想っている証拠であり、その気持ちが故人への何よりの贈り物となるでしょう。
例えば、あるご遺族は、故人が生前大切にしていた手編みのマフラーをお棺に入れました。それは、故人の温もりをそばに感じたいというご家族の願いが込められた、ささやかですがかけがえのない品でした。このように、故人の思い出の品や、生前の好きだったもの、そして何よりもご家族の「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて選ばれた副葬品は、故人が安らかに旅立つための一助となるはずです。
火葬場のルールや宗教・宗派のマナーを守ることはもちろん大切ですが、最も重要なのは、故人への愛情と敬意をもって、心を込めてお見送りすることです。
この記事で解説した内容を参考に、故人への感謝の気持ちを形にし、心残りのない、温かいお別れをしていただけることを願っております。
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